既遂・未遂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 02:01 UTC 版)
本罪の未遂とは強盗が未遂の場合であると解する説もあるが、判例・多数説は強盗が未遂でも強盗傷害罪は成立する(既遂になる)としている(最判昭和23年6月12日刑集2巻7号676頁)。そして、結果的加重犯には未遂犯が直接的には存在しないこと、及び傷害の未遂は暴行であり(傷害罪を参照)、傷害未遂なるものは存在しないことから、判例・通説によれば、本罪の未遂とは強盗殺人罪において殺人が未遂に終わった場合、すなわち強盗殺人未遂罪のみを指すことになる。
※この「既遂・未遂」の解説は、「強盗致死傷罪」の解説の一部です。
「既遂・未遂」を含む「強盗致死傷罪」の記事については、「強盗致死傷罪」の概要を参照ください。
- 既遂未遂のページへのリンク