新潟市中央卸売市場
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新潟市中央卸売市場 | |
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情報 | |
所在地 | 〒950-0114 新潟市江南区茗荷谷711番地 |
新潟市中央卸売市場(にいがたしちゅうおうおろしうりしじょう)は、新潟県新潟市江南区にある中央卸売市場。
歴史
上所の中央卸売市場
新潟市では江戸時代より300年以上にわたって路上での朝市が伝統となり、本町、沼垂、白山浦などで長らく行われてきた[1]。しかし道路交通の増加に伴い路上での朝市は課題となり、1961年には本町市場の出店方法が車道向きではなく商店街向きとなるなど工夫がとられたが[2]、流通の近代的をめざし、公設の市場整備が求められるようになった[1]。
こうして1964年10月、上所島に中央卸売市場が開場[3]。専用鉄道による輸送体系が整備された[4]。
1980年には、取扱量増加やトラック輸送に対応するため、拡張整備された[5]。
茗荷谷への移転集約
2007年5月、上所の青果市場の機能ほか、万代島の魚市場、本町の生花市場など市内に分散していた機能を集約し、江南区茗荷谷へ新築移転となった[6][7]。
脚注
- ^ a b 「10月1日 中央卸売市場10周年 実績は設立から4倍に」(PDF)『市報にいがた』第422号、新潟市、1974年10月15日、3頁。
- ^ 「本町市場 商店街と対面出店に」(PDF)『新潟市政だより』第71号、新潟市、1961年2月5日、1頁。
- ^ 「中央卸売市場が開場します 生産者・消費者 どちらにも便利」(PDF)『市報にいがた』第114号、新潟市、1964年9月5日、2頁。
- ^ 「景気づく 中央卸売市場 専用鉄道はいる 入荷量200トンこえる日も」(PDF)『市報にいがた』第118号、新潟市、1965年1月5日、4頁。
- ^ 「中央卸売市場整備の第2弾 卸売場の建設に着手 完成は9月」(PDF)『市報にいがた』第681号、新潟市、1980年3月16日、4頁。
- ^ “新潟市中央卸売市場 パンフレット”. 新潟市 (2020年12月). 2025年10月5日閲覧。
- ^ 内藤敏樹「卸売市場に関する考察―新潟中央卸売市場統合移転を契機に―」『長岡大学地域研究センター年報「地域研究」』第17号、2007年。
外部リンク
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