新海池とは? わかりやすく解説

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新海池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/25 02:46 UTC 版)

新海池

新海池付近の空中写真。2007年撮影。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
所在地 愛知県名古屋市緑区
位置
面積 0.103 km2
周囲長 1.685 km
最大水深 2.5 m
平均水深 1.9 m
成因 灌漑用
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
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新海池(にいのみいけ)は、愛知県名古屋市緑区鳴海町字池上にある名古屋市所有のため池である。

概要

都市計画公園である新海池公園内にあり、10,3000平方メートル(10.3ヘクタール)の池敷面積及び1,685メートルの周囲長を持つ[1]

寛永11年(1634年)に愛知郡鳴海村(現:名古屋市緑区鳴海町)の簓摺である新海五平治が築造したと伝わる[2][* 1]。新海池が築造される以前には、同地に真池という天然の池が存在していた。水源は同町字高根の焼山清水にある[2]。明治までは新海五平治の功績をたたえて村民が毎年稲一束を子孫の家に収めていた[3]

一時は貸しボート屋が作られ、ボート遊びなども行われたが、昭和30年代以降に宅地化が進み工業排水と家庭排水の流入によって著しく水質が悪化した[4]。近年、池の周囲は公園として整備がなされ市民の憩いの場になっている[5]

周辺施設

脚注

出典

  1. ^ https://www.city.nagoya.jp/midori/page/0000052409.html 名古屋市:鳴海周辺のみどころ一覧5(緑区)]」名古屋市,2021年2月4日
  2. ^ a b 榊原 2020, pp. 107.
  3. ^ https://www.city.nagoya.jp/midori/page/0000052409.html 名古屋市:鳴海周辺のみどころ一覧5(緑区)]」名古屋市,2021年2月4日
  4. ^ 中日新聞社会部 1987, pp. 283.
  5. ^ https://www.city.nagoya.jp/midori/page/0000052409.html 名古屋市:鳴海周辺のみどころ一覧5(緑区)]」名古屋市,2021年2月4日

注釈

  1. ^ 江戸期の記録である『鳴海宿諸事留書帳』には堤は長さ52・根敷15間・高さ3間・馬踏3間半とある。

参考文献

  • 榊原邦彦『緑区地方史』鳴海土風会、2020年8月9日。 
  • 中日新聞社会部『なごや新三百景』中日新聞本社、1987年3月。 
  • 青木公彦『名古屋都市計画公園緑地等の歴史 : 戦後-昭和44年』名古屋まちづくり公社、2017年3月。 

関連項目




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