斉藤大地 (プロデューサー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/10 14:59 UTC 版)
斉藤 大地(さいとう だいち、1987年 - )は、日本のコンピュータゲームプロデューサー、実業家、編集者。株式会社ワイソーシリアス代表取締役CEO。「ゲーム編集者」を名乗っている[1]。
経歴
福井県出身。岩手県花巻市に家族で移住した後、早稲田大学政治経済学部に入学し、雄弁会に入る。和敬塾では委員長をしていた[2]。卒業後、ドワンゴに入社し、ニコニコ超会議において「ZUNビール」の企画に携わったり、『カゲロウプロジェクト』の再現ブースを作るなどをした[3]。電ファミニコゲーマー副編集長を務めた後、カラーとドワンゴから出資を受けた会社バカーの代表取締役に就任する[2]。東方我楽多叢誌を主宰している[4]。
ゲーム開発では2011年から28本の作品に関わったという[5]。『殺戮の天使』のプロデューサーを務めた後[6]、2010年代から才能を見出していたにゃるらと共に『NEEDY GIRL OVERDOSE』を制作するが[2]、後に同人とは報酬の支払いなどを巡って紛争に発展した[7]。『NEEDY GIRL OVERDOSE』を含め、担当する作品の8割以上は自身がタイトルを決めているという。また、同作ではヒロインを一人に絞る判断を行った[8]。
作品
- 殺戮の天使(2016年12月20日)
- Touhou Luna Nights(2019年2月26日)
- 幻想郷萃夜祭(2019年10月14日)
- ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー(2021年3月27日)
- NEEDY GIRL OVERDOSE(2022年1月21日)
- 少年期の終わり(2024年9月5日)
参考文献
- ^ “ディレクターでもプロデューサーでもない「ゲーム編集者」とは一体何なのか。『Touhou Luna Nights』などの仕掛け人、斉藤大地氏インタビュー”. AUTOMATON (2020年2月11日). 2025年11月10日閲覧。
- ^ a b c “昭和最後のインディーゲーム編集者:アナクロ雄弁家斉藤大地がみせる“Legitimacyの極致" 中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第104回”. ゲームビズ (2024年10月1日). 2025年11月10日閲覧。
- ^ “「ビデオゲームの編集者」というロール―株式会社バカー代表・斉藤大地氏ショートインタビュー”. IGN (2019年9月22日). 2025年11月10日閲覧。
- ^ “「東方我楽多叢誌」創刊に際して”. 東方我楽多叢誌 〜strange article of the outer world〜 (2019年10月4日). 2025年11月10日閲覧。
- ^ “2022年以降,Steamに起こった変化とは。“売れる方法”が通じなくなった理由と,2000万円で動き出した試み[CEDEC 2025]”. 4Gamer.net (2025年7月24日). 2025年11月10日閲覧。
- ^ “岐路に立つ日本のゲーム──小沼竜太×斉藤大地(司会=さやわか)「日本のゲームは世界の教養になるのか」イベントレポート”. ゲンロン (2025年2月18日). 2025年11月10日閲覧。
- ^ “ゲームメディア「I.N.T.」公開と同時に編集長が辞任 背景に『NEEDY GIRL OVERDOSE』を巡るパワハラ問題”. カイユウ (2025年9月15日). 2025年11月10日閲覧。
- ^ “「クリエイターに結婚相手を紹介する」のも仕事のうち?『NEEDY GIRL OVERDOSE』『少年期の終わり』の斉藤大地氏が語る、“なんでも”やってきたプロデュース術【WePlay Expo 2023】”. 電ファミニコゲーマー (2023年11月23日). 2025年11月10日閲覧。
- ^ “「300万本売ったインディーゲームのプロデューサーだけど、もうSteamでは今までのプロデュースでは限界かもしれない」【CEDEC2025】”. インサイド (2025年8月15日). 2025年11月10日閲覧。
外部リンク
- 斉藤大地_(プロデューサー)のページへのリンク