技術史的意義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/19 20:56 UTC 版)
「プランタ・ソラール10」の記事における「技術史的意義」の解説
プランタ・ソラール10は、2004年に建設が開始されて、2007年3月30日に商業運転が開始された。タワー式の太陽熱発電所としては、世界で初めて商業的に運用された。プランタ・ソラール10の運転成功で、より多くの蓄熱が可能な大規模な太陽熱発電所建造が可能であることが示唆された。そして実際に、同じくタワー式の太陽熱発電所としては、2009年に運転を開始したプランタ・ソラール20に引き続き、2014年にはアイバンパー太陽熱発電所(英語版)が運転を開始するなどした。 また、プランタ・ソラール10の運転結果から、溶融塩を使うなどして太陽熱を蓄熱する部分の熱容量を増やすことで長時間にわたってロスの少ない運転ができるのではないか、といったことも考えられた。他に、相変化を起こす物質を利用することによって潜熱を利用した運転できる可能性も考えられこの場合、相変化を起こしている最中は温度が変化しないために、より安定した発電ができる可能性が考えられた。
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