循環のサインとは? わかりやすく解説

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循環のサイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 13:18 UTC 版)

循環のサイン(じゅんかんのサイン)とは、心肺蘇生法の一手順で、頚動脈触知(乳幼児の場合は上腕動脈)での脈拍確認が一般人には難しいことが判明したために、代替の手順として考えられた確認方法である。

気道確保、呼気吹き込み式人工呼吸を2回行った後に、呼吸運動、、その他の体の動き等の有無を10秒以内に観察する。これらの徴候が全くなければ、循環のサインがない「心停止」の状態と判断して、直ちに心臓マッサージを行う。

末梢における循環のサインは、爪もしくは指を血色が無くなるまで絞り、手を離してから血色が戻るまでの時間で判断する。概ね2秒以上かかっている場合、末梢循環不全が起きていると解釈する。その原因となりうるものは、

  • 失血及びその他の原因によるショック状態→血圧低下や頻脈はないか?
  • 低体温→体温はどうか? 冷罨法をしていないか?
  • 一肢あるいは二肢のみの場合、塞栓症の疑い→その肢で脈拍の減弱が見られないか?

など重篤な物もあり、早期に原因を検索する必要がある。

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