影万里江とは? わかりやすく解説

影万里江

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 10:18 UTC 版)

影 万里江(かげ まりえ、本名:鹿毛マリエ、1935年昭和10年〉7月19日[1] - 1981年〈昭和56年〉2月28日)は、日本の元女優劇団四季に所属していた[2][1]グループ・てえぶらにも所属していた[2]

来歴

東京出身[2][1]富山県立泊高等学校卒業後、NHK富山放送劇団員[2]、松竹大船を経て1957年に劇団四季へ入団。『オンディーヌ』のオンディーヌ役や『ハムレット』のオフィリア役などで人気を博し、同劇団の主演女優として活動する。のちに劇団四季の主宰者・浅利慶太の二度目の妻となり、離婚後も浅利とのパートナー関係を生涯続けた。

その後も四季のみならず内外で活動していたが、1981年、手話劇『ちいさき神の作りし子ら』の稽古中に脳腫瘍のため入院したが、1981年2月28日に死去。45歳没。前述の手話劇初日の5日前だった。

墓は谷中霊園にあり、前夫・浅利の実家の墓(浅利の実父で元俳優三田英児こと浅利鶴雄らと一緒)に葬られた。ちなみに墓碑には名前は「影万里江(浅利マリエ)」と、影の人生については「嵐のような生涯」だったと刻まれている。

実弟に元NHKアナウンサーの小谷伝、姪にキャスターの小谷真生子、姉(鹿毛チヅコ)の夫に松竹の男優・川喜多雄二がいる。

出演

映画

  • オーケストラの姉妹(1957年、松竹
  • 嵐の中の抱擁 おもかげは遥かなり(1957年、松竹)

テレビドラマ

吹き替え

  • おとぎの国「ラプンツェル」(ラプンツェル / キャロル・リンレイ)- (NHK、1961年)
  • 逃亡者 (1963年のテレビドラマ) - (TBS、1964年)
    • 第25話「忘れ得ぬ顔」(ソフィー / マデリン・ルー)
    • 第45話「消された終止符」(エイミー / バーバラ・バリー)
  • 花嫁の父 テレビシリーズ(キャサリン"ケイ"・バンクス / マーナ・フェイ) - (NHK、1962年)
  • 探偵キャノン「偽りの善意」(アン / クリスチン・ベルファース) - (NHK、1976年)

その他のテレビ番組

脚注

  1. ^ a b c 『新劇便覧』テアトロ、1965年、253頁。 
  2. ^ a b c d 「新桜オールスタァ名鑑」『芸能画報』4月号、サン出版社、1958年。 




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