幌満川第3発電所ダムとは? わかりやすく解説

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幌満川第3発電所ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/10 23:22 UTC 版)

幌満川第3発電所ダム
所在地 北海道日高振興局
様似郡様似町字大泉
位置
河川 幌満川水系 幌満川
ダム湖 幌満湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 42.5 [1] m
堤頂長 186.3 m
堤体積 70,000 m3
流域面積 147.0 km2
湛水面積 121 ha
総貯水容量 15,379,000 [2] m3
有効貯水容量 12,813,000 [1] m3
利用目的 発電
事業主体 新日本電工(株)
電気事業者 新日本電工(株)
発電所名
(認可出力)
幌満川第3発電所
(6,221kW)[3]
施工業者 飛島建設
着手年 / 竣工年 1952年1954年
出典 幌満川第3発電所ダム - ダム便覧
備考 日高山脈襟裳十勝国立公園
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幌満川第3発電所ダム(ほろまんがわだいさんはつでんしょダム)は、北海道日高振興局様似郡様似町字大泉にある幌満川水系二級河川幌満川中流部に築造された発電専用のダムで、日高山脈襟裳十勝国立公園内に位置する。

概要

新日本電工が管理を行う民間企業所有ダムであり、民間所有のダムとしては国内最大の貯水量を誇る[4]水力発電を目的とした発電用ダムであり、ダム周辺は幌満橄欖岩体[1]の北縁部にあたるためここを境に地形が一変する。

目的

アポイ岳周辺に分布するかんらん岩の採掘、ケイ酸質肥料の生成や電解コンデンサの製造に必要な大電力の確保[要出典][2]が目的である。日量864,000m3 (最大)[1]の放水により水力発電 - 6,000kW [2]を行う。自社工場のみならず、えりも町全域の電力の供給も担っている。

新日本電工ではこれまで幌満川での発電電力は自社日高工場で主に消費していたが、固定価格買取制度(FIT)を利用した売電事業に転換するため、2015年9月から発電設備の全面更新工事を実施した。幌満川第2水力発電所は2017年11月1日、幌満川第3発電所は2019年2月1日に更新を完了し、第3発電所は出力6,221kWとなり運用を開始した[5][3]

幌満湖

総貯水容量:15,379,000m3 、常時満水位標高:EL 132.0m、最大水深31.0m[2]人造湖である。ダム湖とその流入河川ではニジマスイワナヤマメが釣れるが、内水面区画漁業権が設定されているため事前に新日本電工で遊漁許可証(500円/日)を購入する必要がある。

日高山脈襟裳十勝国立公園に指定されている
幌満湖(人造湖) 遠景は広尾岳

周辺

脚注

  1. ^ a b c d 現地諸元板
  2. ^ a b c d ふるさとジオ塾通信第4号 : 様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会事務局
  3. ^ a b 幌満川第3発電所の営業運転開始のお知らせ” (PDF). 新日本電工 (2019年2月1日). 2019年8月15日閲覧。
  4. ^ 幌満川の水力発電施設”. 北海道ひだか観光ナビ. 日高振興局. 2019年8月15日閲覧。
  5. ^ 幌満川第2水力発電所の稼働のお知らせ” (PDF\). 新日本電工 (2017年11月1日). 2019年8月15日閲覧。

関連項目

外部リンク




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