差金

隠語大辞典

差金

読み方：さしがね

1. 指揮して或ることをなさしむるを云ふ。「彼の人の－でさう云ふのだらう」。
2. 差図の意。この事は誰それのさしがねだなど云ふ。
3. 指図の意。「これは誰かの差し金だな」などといふ。

分類 俗語、東京

差金

読み方：さしがね

1. 芝居の舞台にて蝶などを舞はす為めに陰より操る針金。
2. 紙や張子の蝶、雀、蛙（かはづ）、鳥、人魂（ひとだま）などを針金の先端へ着けて使ふもの。〔歌舞伎〕
3. 蝶、蛇等、舞台で使用する小動物を、ゼンマイ等で動く様にしてあるもの。
4. 舞台で蝶などを舞わすために蔭から操る針金のことから出て蔭で教唆指揮すること。

分類 歌舞伎、演劇

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