山頂の湿地帯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 09:56 UTC 版)
山頂付近の湿地帯は環境省の日本の重要湿地500に選ばれており、第1基準で高層湿原および雪田草原に指定されている。選定理由として挙げられている植生は『ヌマガヤ群落、イワイチョウ-ショウジョウスゲ群落、ヤチスゲ群落、ミヤマホタルイ群落など』となっている。 この山頂部湿地帯は高層湿原および雪田草原と類される一方で、植生は貧養ではあるものの、先出のとおりカヤツリグサ科の多年草が主体で、ほかナエバキスミレ、トキソウなど、日当たりの良い原野や湿地に生える草本が繁茂しており、また泥炭層も0.3-1.0m程度と云われているなど薄く、湿原部分は高層化の途上にある中層湿原、あるいは湿原ではない原野や単なる湿地が主体と云える。
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