局所合流性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/17 13:50 UTC 版)
要素 a ∈ A が 局所合流性(Local confluence)を持つとは、 c ← a → b {\displaystyle c\,\leftarrow \,a\,\rightarrow \,b} となる任意の b, c ∈ A について c → ∗ d ← ∗ b {\displaystyle c\,{\overset {*}{{}\to {}}}d\,{\overset {*}{{}\leftarrow {}}}b} となるような d が存在することである。これを図で表現したものが図2である。 局所合流性は、弱合流性(Weak confluence)あるいは弱チャーチ・ロッサー性(Weak Church-Rosser property)と呼ばれることもある。 局所合流性は合流性より弱い性質で、全ての要素が局所合流性を持つ場合でも、例えば書き換え規則にループが含まれる場合など、システム全体の合流性が成立するとは限らない。 ただし、システムが停止性と局所合流性とを持つ場合、システムは合流性を持つ(ニューマンの補助定理、Newman's lemma)。
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