尺膚診
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 09:35 UTC 版)
前腕前面の皮膚の色を見て診断する方法。日に焼けにくい部位なので、皮膚本来の色が見やすいと考えられる。ただし、症状全体と本来の体質と皮膚の色との相関関係をまとめた方法が少なく、五行論的な色の見方しかできない。 青=肝の色。風と関係する。本来は静脈の色なので、血行が悪いことを意味する。 赤=心の色。熱と関係する。動脈と関係がある。 黄=脾の色。湿と関係する。脂肪の多い状態か。 白=肺の色。本来、皮膚は白くきれいな方がよいが、血色の悪い状態ともいえる。 黒=腎の色。疲労や老化により、皮膚が黒ずんでくるものをいっていると考えられる。
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