対空レーダ装置 JTPS-P25とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 対空レーダ装置 JTPS-P25の意味・解説 

対空レーダ装置 JTPS-P25

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 03:28 UTC 版)

JTPS-P25
開発・運用史
開発国 日本
就役年 2013年
アンテナ
形式 4面フェイズド・アレイ・アンテナ
その他諸元
重量 アンテナ:約25,000kg
制御装置:約12,750kg
体積 11,600mm×2,490mm×3,710mm
(全長×全幅×全高)
テンプレートを表示

対空レーダ装置 JTPS-P25(たいくうレーダそうち ジェイティーピーエスピーにじゅうご)は、陸上自衛隊の装備。対空警戒用のレーダー装置として高射特科部隊に配備される。

概要

三菱電機が開発・製造している。対空レーダ装置 JTPS-P14の後継として2012年度から配備が始まった。

重装輪回収車ベースの車両に搭載されている。地上設置時は、固定脚を伸ばして機器を安定させる。

対空戦闘指揮統制システム(ADCCS)の構成要素であり、中高度から高高度より侵入する敵を探知する。4面のフェイズド・アレイ・アンテナで全周の連続監視ができる。目標の検出・識別・類別・追随を自動で行う機能を持つ。最大探知距離は約300kmで、JTPS-P14と比べてステルス機、巡航ミサイル、高速小型目標等を探知しやすくなった。対空戦闘指揮統制システム表示方式はPPI方式で、電源は115V/200V・400Hz・135kVAである。

全体像

配備部隊・機関

第15旅団

導入歴

2023年(令和5年)1月27日:第1高射特科団が、対空レーダ装置P25の火入れ式を実施。 対空レーダ装置P25の導入は陸上自衛隊として3台目であり、北部方面隊としては第1高射特科団本部付隊が初めてとなる[1]

脚注

  1. ^ a b 第1高射特科団 対空レーダ装置P25の火入れ式”. 2024年4月14日閲覧。
  2. ^ 第15高特とは”. 2024年4月14日閲覧。

参考文献

  • 朝雲新聞社編集局『自衛隊装備年鑑2018-2019』朝雲新聞社、2018年7月25日。 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  対空レーダ装置 JTPS-P25のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「対空レーダ装置 JTPS-P25」の関連用語

対空レーダ装置 JTPS-P25のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



対空レーダ装置 JTPS-P25のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの対空レーダ装置 JTPS-P25 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS