宮崎光学とは? わかりやすく解説

宮崎光学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 10:16 UTC 版)

株式会社MS-OPTICS
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 宮崎光学
本社所在地 日本
273-0005
千葉県船橋市本町4丁目25番22号
設立 2015年(平成27年)
業種 精密機器
法人番号 8040001089105
事業内容 写真機(カメラ)の交換レンズ
代表者 宮﨑貞安(代表取締役社長)
外部リンク https://www.mkdirect51.com/
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MS-OPTICS(エムエスオプティックス)は、日本レンズメーカー一眼レフカメラ用交換レンズを製作している株式会社。「宮崎光学」とも呼ばれている。

概要

創設者の「宮崎貞安」は、以前タカラトミー(旧トミー)のプロダクトデザインや設計に務めていた。「トミカビル」や「パックマン」の考案などの功績を残した[1]。以降、デザインと設計の経験を生かし、趣味であったレンズ設計に力を注ぐようになった。そして、1996年に他社の既存レンズをライカMマウントにしたカスタムレンズを製作・販売開始。2006年よりオリジナルレンズ制作を開始。2015年に事業を法人化し「株式会社MS-OPTICS」を設立する。現在も手作業でカメラ用レンズを製作している[2][3][4]

レンズ製品

主に、ライカ用Mマウント用レンズを手掛ける[1]。以下の通り

  • MS-MODE-S - 最初にリリースしたレンズ[5]

APOQUALIA

  • APOQUALIA 1.7/28 - フィルター径M34。最短撮影距離0.4m[6]
  • APOQUALIA1.3/35 SLIM
  • APOQUALIA1.3/35II SLIM
  • APOQUALIA-G 1.4/35 F MC
  • APOQUALIA2/28
  • APOQUALIA2/28II
  • APOQUALIA2/28III -レンズガウス型4群6枚 [7]

APOLLON

  • APOLLON 1,3/36 - 2022年12月発売。レンズ4群6枚。フィルター径M34。焦点距離36.2㎜。f値1.38。ライカMマウント[8]

APORIA

  • APORIA2/24 - 24㎜の超薄型大口径レンズ。ライカMマウント[9]

XENOMAX

  • XENOMAX3.5/50 - フィルター径M37。レンズ4群5枚。焦点距離51.6mm。ライカMマウント[10]

SONNETAR

  • SONNETAR1.3/50 - レンズ4群5枚。ライカMマウント[11]
  • SONNETAR1.5/73 - レンズ4群5枚。ライカMマウント。

VARIOPRASMA

  • VARIOPRASAMA1.5/50 - 4群6枚Full MCコート SA可変レンズ。ライカMマウント。1922年に、P.RODOLPHが開発した「KINO PRASMAT1.5/50」を再現したレンズ。

VARIOPET

  • VARIOPETZ2/57

HIPOLION

  • HIPOLION19/8

HISTORIO

  • HISTORIO-PROT6.3/40 - レンズ2群4枚。ライカMマウント。1890年ZeissのRudolphにより設計された初のAnastigmat Lens「PROTAR」を再現した。
  • HISTORIO-DAGONAR6.3/40 - レンズ2群6枚。ライカMマウント。1905年、ゲルツ社から発売されたフォン・フーフによる設計の「Dagonar」=ゲルツダゴールの復元レンズである。

ELNOMAXIM

  • ELNOMAXIM1.2/55 - レンズ4郡4枚Elnostar型。ライカMマウント。1920年、Elneman社のBerteleにより開発された「Ernostar0-1.8」の復元レンズである。

PET

  • PETZ2/57 - レンズペッツバール改良型4群4枚。ライカMマウント。1840年、Petzvalとフォクトレンダーにより開発された「Petzval人像鏡」の復元レンズ。

PERAR

3群3枚トリプレット型レンズ[12]

  • PERAR-R 3.5/35 MC
  • PERAR-R 4/28 MC
  • PERAR-R 4/24 MC
  • PERAR-R 4.5/21 MC
  • PERAR-R 4.5/17 MC

Summarit

  • Summarit 40mm F2.4 - ライカ ミニルックスの「ズマリット40mmF2.4」をライカMマウントにしたレンズ。

REIROAL

  • REIROAL 35mm F1.4 - レンズ4群6枚ダブルガウス。限定100本。最短撮影距離0.5m[13]。マップカメラ共同で企画・開発した商品。

その他

フード

  • M58.5システムフード
  • M56システムフード
  • M51.5システムフード

取付レンズ

  • MS.MAG×1.8
  • MS.MAG×1.35

脚注

  1. ^ a b 株式会社MS-OPTICS 宮﨑 貞安さん | みんなで船橋を盛り上げる船橋情報サイト「MyFunaねっと」”. みんなで船橋を盛り上げる船橋情報サイト「MyFunaねっと」 | 千葉県船橋市の最新情報を毎日更新!おすすめ情報や新店のオープン情報をはじめ、地域のイベントなど、最新のニュースを楽しくお届けしています。船橋のことならMyfunaねっとへ!月刊Myfunaも大好評配布中☆Myfunaカード加盟店・サポーター企業も随時募集しています。 (2016年1月1日). 2024年5月8日閲覧。
  2. ^ MK Direct:MS-OPTICS、宮崎貞安氏のライカ用オリジナルレンズの個人様用直販サイト。(宮崎光学、宮崎レンズ)”. MK Direct. 2024年5月8日閲覧。
  3. ^ MS Optics:完璧を追い求めない、オルタナティブなレンズメーカー”. PREDUCTS. 2024年5月8日閲覧。
  4. ^ 株式会社MS-OPTICS | 千葉県船橋市 | 法人番号:8040001089105 の詳細 - 法人.info”. www.houjin.info. 2024年5月8日閲覧。
  5. ^ fclifetokyo (2019年11月22日). “MS-Optics 宮崎レンズの世界”. fclife.tokyo. 2024年5月8日閲覧。
  6. ^ APOQUALIA1.7/28”. MK Direct. 2024年5月8日閲覧。
  7. ^ APOQUALIA2/28 Ⅲ”. MK Direct. 2024年5月8日閲覧。
  8. ^ APOLLON1.3/36”. MK Direct. 2024年5月8日閲覧。
  9. ^ APORIA2/24”. MK Direct. 2024年5月8日閲覧。
  10. ^ XENOMAX3.5/50”. MK Direct. 2024年5月8日閲覧。
  11. ^ SONNETAR1.3/50”. MK Direct. 2024年5月8日閲覧。
  12. ^ 『MS-OPTICS PERAR 21mm f4.5』”. SKの寫眞機道楽. 2024年5月8日閲覧。
  13. ^ 新製品レビュー:マップカメラ+MS-Optics 「REIROAL M35mm F1.4 MC プラチナクローム」”. camerafan.jp. 2024年5月8日閲覧。

外部リンク

関連項目


宮崎光学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:39 UTC 版)

ライカマウントレンズの一覧」の記事における「宮崎光学」の解説

PERAR21mmF4.5(2016年発売) - 3群3枚トリプレット型。 PERAR24mmF4.0(2014年発売) - 3群3枚トリプレット型。 PERAR28mmF4.0(2012年発売) - 3群3枚トリプレット型。 PERAR35mmF3.5(2010年発売) - 3群3枚トリプレット型。スクリューマウント180本製作された。 REIROAL M MC プラチナクローム35mmF1.4(2015年発売) - 4群6ダブルガウス型。 SONNETAR50mmF1.1(2012年発売) - 4群5ゾナー型。 MS-MODE-S50mmF1.3(2006年発売) - 4群5ゾナー型。スクリューマウントとSマウント両対応のデュアルマウントが100台、スクリューマウント50製作された。 MS-MODE-AH APOQUALIA50mmF3.5(2009年発売) - 3群5ヘリアー型。

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