室積徂春とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 歌人 > 歌人 > 室積徂春の意味・解説 

室積徂春

読み方むろづみ そしゅん

俳人本名尚、芸名大木緑二、別号平明主人碌々子・碌二道人。大津生、東京住。岡野知十佐藤紅緑門人。紅緑と共に『とくさ』を経営昭和二年から『ゆく春』を主宰する編著に『ゆく春句集』『北斗』等がある。昭和31年(1956)歿、70才。

室積徂春

室積徂春の俳句

雨欲しき国に日は入り蚊食鳥
 

室積徂春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 04:47 UTC 版)

室積 徂春(むろづみ そしゅん、1886年(明治19年)12月17日 - 1956年(昭和31年)12月4日)は、滋賀県出身の日本俳人。別号に碌々子、平明居主人、碌二道人など。旧姓は増永、本名は尚(たかし)。

経歴

1886年(明治19年)滋賀県大津市に生まれる。13歳から俳句を始め、正岡子規に入門、岡野知十にも学ぶ。早稲田大学に進むも、突如役者になると言い出し中退。新派喜多村緑郎の一座に大木緑二という芸名で加わるが、しばらくして退団。役者業の断念を決めた巡業先の愛媛県宇和島市にそのまま住み、1913年、南予時事新聞(現在の愛媛新聞)に入社。また翌年には婿入りし室積姓となった。子規亡き後は高浜虚子門下としてホトトギスに拠り、虚子の『進むべき俳句の道』にて賞賛されホトトギス派の有力俳人となる。1914年には婿入り先の室積家の娘で同じく俳人の妻、室積波那女とともに再び上京。佐藤紅緑の俳誌「とくさ」を編集。1927年、自らの結社「ゆく春」を主宰し、見學玄や藤田旭山、西山東渓らを育てた。1956年(昭和31年)、69歳で没。北海道士別市のふどう公園に句碑がある。

句集、編著

  • 『とろ火 貞武俳句集』(1935年・ゆく春発行所)
  • 『北斗』(1937年・ゆく春発行所)
  • 『旭山第一句集』(1938年・ゆく春発行所)
  • 『定本・室積徂春句集』(1968年・俳句研究社)

参考文献

  • 『定本・室積徂春句集』(1968年・俳句研究社)
  • 『20世紀日本人名事典』(2004年・日外アソシエーツ

関連項目

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「室積徂春」の関連用語

室積徂春のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



室積徂春のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
株式会社思文閣株式会社思文閣
Copyright(c)2025 SHIBUNKAKU Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.
現代俳句協会現代俳句協会
Copyright(C) 現代俳句協会
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの室積徂春 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS