宝幢寺 (京都市右京区)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 宝幢寺 (京都市右京区)の意味・解説 

宝幢寺 (京都市右京区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 05:09 UTC 版)

宝幢寺(興聖禅寺)
所在地 京都府京都市
山号 覚雄山
宗派 臨済宗
創建年 1379年康暦元年)
開山 春屋妙葩
開基 足利義満
テンプレートを表示

宝幢寺(ほうどうじ)または興聖禅寺(こうせいぜんじ)は、かつて京都府京都市嵯峨北堀町にあった臨済宗寺院山号は覚雄山 。現在は、開山堂鹿王院のみ現存する[1]

歴史

臨済宗京都十刹

1379年康暦元年)足利義満の開基、春屋妙葩を開山とする。

足利義満は夢の中で、今年かならず大病すると告げられた。ただし、一伽藍を建立すれば寿命は延びるとも告げられた。そこで、足利義満は、春屋妙葩を開山として、1379年康暦元年)に、当初は、興聖禅寺と称した宝幢寺を創建し、つづいて開山堂を建てた。さらに、開山堂の周りに野鹿があつまったことで、開山堂を鹿王院と称した[2]

1380年康暦2年)足利義満により準十刹に列せられた後、1386年至徳3年)5月十刹に列せられ、1386年(至徳3年)7月京都十刹に列せられた[1]

一休宗純が、12歳の時に、ここで維摩経の講義を聞いている。宝幢寺は、応仁の乱で、焼失して廃絶するが、鹿王院のみ残ったため寛文年間に酒井忠知が再興し、鹿王院を寺名にした[3]

脚注

  1. ^ a b 今枝愛真『禅宗の歴史』吉川弘文館、2013年。ISBN 978-4-642-06388-3 
  2. ^ 槇野修『京都の寺社505を歩く』 下、山折哲雄 監修〈PHP新書〉、2007年。ISBN 978-4-569-69248-7 
  3. ^ 竹貫元勝『京都の禅寺散歩』雄山閣、1994年。ISBN 4-639-01245-4 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  宝幢寺 (京都市右京区)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「宝幢寺 (京都市右京区)」の関連用語

宝幢寺 (京都市右京区)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



宝幢寺 (京都市右京区)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの宝幢寺 (京都市右京区) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS