安全保障理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 21:21 UTC 版)
戦前の日本の中国侵攻と戦後の日本の対米従属政策の双方を、バランス・オブ・パワー戦略の視点から批判してきた。 冷戦終了後のアメリカ政府の世界一極化戦略、攻撃的な対露政策・中東政策等を、厳しく批判してきた。その一方で、日本の安全保障を維持するために、日本政府が必要最低限の自主的な核抑止力を構築する必要性を指摘している。 核戦略理論においては防御的なミニマム・ディテランス理論を支持しており、アメリカ政府が提唱してきた攻撃的なカウンターフォース理論を批判している。 国際政治学リアリスト学派を熱心に支持し、ジョン・ミアシャイマー、ケネス・ウォルツ、サミュエル・ハンティントンを特に評価している。 一方でジョセフ・ナイなどには否定的で、相互依存論を厳しく批判し、アメリカの日本学者(ジャパノロジスト)やジャパン・ハンドラー(対日政策専門家)に対しては懐疑的である。
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