妻帯・結婚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/02 02:26 UTC 版)
「神品 (正教会の聖職)」の記事における「妻帯・結婚」の解説
正教会の神品は輔祭・司祭は結婚・妻帯が可能である。ただし妻帯する場合、輔祭叙聖の前に行っていなければならない。叙聖後の結婚・離婚は認められておらず、死別後の再婚も認められていない。 教会の指導にあたる正教会の輔祭・司祭は、妻帯していることがほとんどである。日本正教会の輔祭・司祭もほとんどが妻帯している。 なお、主教は妻帯が不可能である。主教は修道士から選ばれるのが原則だからである。稀に妻帯者が主教に選ばれることがあるが、これは他に適任者が居ない場合にのみに認められた特例である。この場合、主教に選ばれた者と妻は夫婦生活を解消し、同時に修道院に入ることが求められる。 ただし妻帯司祭が配偶者と死別してしばらくした後に修道士となって修道司祭となり、その後、主教となることはあまり珍しくない。日本正教会の現在の首座主教であるダニイル主代府主教もこのケースに該当する。
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