天狗様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 03:00 UTC 版)
松峰山には杉や松の数多くの巨木があったが、その巨木の中でもひときわ異彩を放つ巨木杉があってそれを村人は天狗杉と呼んだ。その杉の中は空洞で天狗の棲処と言われた。しかし、枯死したので大正6年に伐採され、伐根が松峰神社に伐木記念として奉納された。それから推測すると、直径3m近くの杉であったと思われる。太平洋戦争時には、特に飛行兵、飛行隊に入隊した兵の家族は天狗の葉団扇で自由に飛行する天狗のあやかって、白と赤のへらを奉納して祈願した。また、天狗の神通力から敵の弾丸から身を守ってくれると出征家庭からは良く参拝された。
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