天使のはらわた_赤い淫画とは? わかりやすく解説

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天使のはらわた 赤い淫画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/14 09:34 UTC 版)

天使のはらわた 赤い淫画
監督 池田敏春
脚本 石井隆
出演者 泉じゅん
阿部雅彦
音楽 甲斐八郎
撮影 前田米造
編集 川島章正
製作会社 にっかつ
配給 にっかつ
公開 1981年12月25日
上映時間 67分
製作国 日本
言語 日本語
前作 天使のはらわた 名美
次作 天使のはらわた 赤い眩暈
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天使のはらわた 赤い淫画』(てんしのはらわた あかいいんが)は、池田敏春監督による1981年日本映画

日活ロマンポルノ製作の天使のはらわたシリーズ第4作目で、前作と同様に原作者の石井隆が脚本を手掛けている。

スタッフ

キャスト

製作

脚本

正月作品のため人が死ぬのはにっかつ側がNGとし、脚本の石井隆は会社の方針に折れ、準備稿でのラストを書き直した。

キャスティング

土屋名美を演じた泉じゅんは、脚本を読んでビニ本のモデル役が衝撃的で「出来ません」と出演を断ったが[1]、「どうしてもやって欲しい」と説得され、出演した[1]。これを機会にロマンポルノはやめるつもりで撮影に入ったと話している[1]

撮影

撮影に入ると脚本に無かったシーンを次々にその場で作られ、泉は池田敏春監督と撮影現場で何度も揉めた[1]。試写を観たら抜いて欲しいカットがいっぱいあったと話している[1]。原作脚本の石井隆が夫婦で撮影現場に激励に訪れた日に、泉は縛りでビニ本を撮るシーンの撮影で、精神的にも肉体的にも参っていた時期で、何でこんなシーンを作ったんだ、と石井を睨みつけた。紹介されてもムスッとして「悪いことをした」と話している[1]

興行

にっかつの1982年正月映画として、畑中葉子主演・加藤彰監督『セクシーぷりん・癖になりそう』、すばる卿子主演・山本晋也監督『新未亡人下宿・初開き初入れ』との三本立てで公開された[2]

作品の評価

泉じゅんは「『代表作は?』と聞かれたらそれまでは『犬神の悪霊』と答えていたのですが、これを撮った後は『天使のはらわた 赤い淫画』です」と言っています、と述べている[1]

受賞歴

影響

別の事案で会社と衝突した池田監督は、この作品を機ににっかつを退社。この後、長谷川和彦が率いるディレクターズ・カンパニーに参加し、1984年に公開されたディレカンの本格的劇映画第一作目である『人魚伝説』を監督する。池田は今作以降も、『魔性の香り』、『死霊の罠』、『ちぎれた愛の殺人』で3度石井隆とタッグを組んだ。

脚注

  1. ^ a b c d e f g 土屋茂「INTERVIEW 泉じゅんインタビュー 『私は、根アカすぎてね、土屋名美とはまったく違うんです』(インタビューは1983年7月2日、3日、大阪うめだ日活地下劇場『泉じゅん大会』)」『プレイガイドジャーナル』1983年9月号、プレイガイドジャーナル社、24頁。 
  2. ^ 「邦画ニュース」『シティロード』1981年12月号、エコー企画、17頁。 

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