大谷ダム (富山県)とは? わかりやすく解説

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大谷ダム (富山県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/15 16:15 UTC 版)

大谷ダム (富山県)
所在地 富山県黒部市吉城寺地先
位置 北緯36度51分22秒 東経137度29分08秒 / 北緯36.85611度 東経137.48556度 / 36.85611; 137.48556
河川 黒瀬川水系大谷川
ダム諸元
ダム型式 アースダム
堤高 29.5 m
堤頂長 168 m
堤体積 299,000
流域面積 1.5 km²
湛水面積 4 ha
総貯水容量 325,000 m³
有効貯水容量 200,000 m³
利用目的 消流雪用水の確保
事業主体 富山県
施工業者 五洋建設・桜井建設
着手年/竣工年 1988年/1998年
備考 テンプレート内の出典→[1]
テンプレートを表示

大谷ダム(おおたにダム)は、富山県黒部市二級河川黒瀬川水系大谷川上流部に建設されたアースダムである[1]

概要

大谷川では1982年1985年の豪雨で河岸が決壊するなど大きな被害が発生していたため、富山県は防災のため1988年度から大谷川総合開発事業を開始した[2]1998年2月16日に堤体工事終了に伴う湛水式を行い[3]、同年9月4日に完成式が行われた(その後1999年度までに周辺整備を行い、展望台や広場を設置する)[2]。総工費は約80億円[3]

型式はアースダムで、ダムの基礎地盤に扇状地堆積物の砂礫層を使用している(止水のため、コアブランケットにより対処)。消流雪用水を目的とする日本でも数例しかないダムの一つでもあるほか、堤体下流面が直接には全く見えない珍しいダムでもある[1]

また、周囲に適当な土捨場用地がなかったため、土捨場を堤体下流面全体に接して設け、その結果出来た緩やかな勾配のスペースを利用してコミュニティーゾーンとして公園化している(ラジコンサーキットも完備)[1]

出典

  1. ^ a b c d 大谷ダム [富山県](おおたに)(ダム便覧2020、2023年7月15日閲覧)
  2. ^ a b 『北日本新聞』1998年9月5日付朝刊37面『大谷ダム完成祝う 黒部 関係者 防災へ意識新た』より。
  3. ^ a b 『北日本新聞』1998年2月17日付朝刊22面『大谷ダム たん水式 黒部 堤体工事が終了』より。

関連項目




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