大神己井
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 09:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動大神 己井(おおみわ の みい)は、平安時代前期の官人。姓は神直のち大神朝臣、大神宿禰。官位は外従五位下・伊予権掾。
経歴
承和5年(836年)に渡唐した遣唐使の随行員であった円仁が記した『入唐求法巡礼行記』にも名前が見え、早い時期から唐との貿易に熱心だった。
仁寿4年(854年)一族の虎主・木並と共に神直姓から大神朝臣姓に改姓する(この時の位階は大初位下)。
のち宿禰姓に改姓。貞観16年(874年)に香料や薬品を購入するために唐家へ遣わされる(この時の官位は伊予権掾正六位上)。元慶3年(879年)に外従五位下に至る。
官歴
『六国史』による。
- 時期不詳:大初位下
- 仁寿4年(854年) 10月22日:神直姓から大神朝臣姓に改姓
- 時期不詳:正六位上。朝臣姓から宿禰姓に改姓
- 貞観16年(874年) 6月17日:見伊予権掾
- 元慶3年(879年) 11月25日:外従五位下
参考文献
- 大神己井のページへのリンク