大城壁地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 23:48 UTC 版)
「イスタンブール歴史地域」の記事における「大城壁地区」の解説
テオドシウスの城壁 5世紀初頭にテオドシウス2世の治世に建設され、イスタンブール旧市街を完全に内側に覆いつくしている大城壁。かつては内壁と外壁の二重構造の上、外側には堀がめぐらされ、さらに一定の間隔で塔が建設されて外敵からコンスタンティノポリスを完全に防御した。現在は荒廃が進んでいるが、大部分は城壁の原形を十分に保っている。 カーリエ博物館 城壁のすぐそばにある歴史的建造物。5世紀にコーラ修道院として建てられ、オスマン帝国時代はカーリエ・モスクとしてモスクに転用されていたが、20世紀に漆喰の裏から14世紀頃に描かれたモザイク画が発見され、アヤソフィアと同じように無宗教の博物館として一般公開された。細密に描かれたモザイク画やフレスコ画はビザンティン美術の最高傑作のひとつと言われる。
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