大型ミリ波望遠鏡とは? わかりやすく解説

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大型ミリ波望遠鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/15 02:59 UTC 版)

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大型ミリ波望遠鏡

運用組織 メキシコ国立天文光学電子工学研究所、マサチューセッツ大学
設置場所 メキシコシエラネグラ山
座標 北緯18度59分09秒 西経97度18分53秒 / 北緯18.985833333333度 西経97.314722222222度 / 18.985833333333; -97.314722222222座標: 北緯18度59分09秒 西経97度18分53秒 / 北緯18.985833333333度 西経97.314722222222度 / 18.985833333333; -97.314722222222
標高 4,640 m (15,220 ft)
観測波長 電波
建設 2001 –2010  (2001 –2010 )
観測開始年 2008年(予定)
形式 カセグレン・ビーム伝送系式
口径 50メートル
開口面積 7854平方メートル
焦点距離 30メートル(主焦点)
架台 経緯台
ウェブサイト http://www.lmtgtm.org/

大型ミリ波望遠鏡Large Millimeter Telescope, LMT)は、メキシコに建設された口径50mの電波望遠鏡である。メキシコ国立天文光学電子工学研究所およびマサチューセッツ大学が運用を行う。

概要

1997年に設置場所がメキシコ中央部プエブラ近郊のシエラネグラ山山頂(標高4600メートル)に決定し、道路や基礎工事が開始された。2006年10月22日にXバンドでのファーストライト及び落成式典を行い、その後鏡面精度の測定や駆動系の試験などがおこなわれている。

短ミリ波の観測できる電波望遠鏡としては、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡を抜いて世界一の口径である。

観測装置

大型ミリ波望遠鏡には、星間分子の放射を観測するヘテロダイン受信機が3種類(SEQUOIA、赤方偏移観測システム、1mm帯SIS受信機)、星間塵が放射する連続波受信機が2種類(AzTEC、SPEED)搭載される予定である。このうちSEQUOIAは5大学電波天文台14m電波望遠鏡に、AzTECはジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡に搭載され、既に観測が実行されている。

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