多発外傷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 09:20 UTC 版)
多発外傷(たはつがいしょう)とは、身体の複数部位において外傷を負った場合を言う。一般的には頭部、胸部、腹部、骨盤、四肢など身体の2か所以上の部位に生命を脅かすような損傷がある場合を言う。重症外傷ではこの多発外傷を占める割合が非常に高い[1]。多発外傷患者の死亡率は28%である。死因は頭部外傷が68%、出血性ショックが28%、多臓器不全が4%である。多発外傷患者のうち79%が24時間以内に死亡している[2]。
- ^ 『救急医療ハンドブック』日本情報出版株式会社、2004年、p.108
- ^ “多発外傷”. 船橋市立医療センター脳神経外科 (2002年7月29日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ “外傷診療について”. 高松赤十字病院救急科. 2024年2月10日閲覧。
- ^ “多発外傷について”. メディカルノート (2020年8月31日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ “凝固異常を呈した多発外傷例を胸腔鏡下で止血した一例”. 日本呼吸器外科学会 (2021年1月). 2024年2月10日閲覧。
- ^ “胸部外傷に対して入院加療を行った60症例の検討”. 日本呼吸器外科学会 (2022年7月). 2024年2月10日閲覧。
- 1 多発外傷とは
- 2 多発外傷の概要
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