声 (武満徹)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:57 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『声 -独奏フルート奏者のための-』は、武満徹が作曲したフルート独奏のための曲。「声」と書き「ヴォイス」と読む[1]。1971年4月、オーレル・ニコレのために作曲された作品[2]。初演は同年6月9日、「クロストーク」演奏会で野口龍の演奏により行われた[3]。
フルートは完全に演奏家の肉体の一部であり、楽器の音と奏者の発する肉声の間の区別はない。作曲者は不特定多数の〈聴衆〉ではなく、ひとりの聴き手を求めている。この作品には滝口修造の《手づくり諺》の一行、〈誰か?まずは物を言え、透明よ!〉の仏訳と英訳が用いられている[2]。演奏では、演奏者の声も入る。
脚注
- ^ ショット・ミュージック株式会社|武満徹 作品リスト
- ^ a b 『武満徹の世界』編集斎藤愼爾・武満眞樹 1997年 ISBN 4-08-774245-8 武田明則執筆の248頁
- ^ 『武満徹の世界』 秋山邦春執筆の257頁
「声 (武満徹)」の例文・使い方・用例・文例
- 耳ざわりな声
- 歓呼の声をあげて彼を主将に選んだ
- 彼女は私の声が聞こえないふりをした
- 私のあとについてこの詩を声をあげて読みなさい
- 名声ではなく,真実を求めよ
- 苦しみの叫び声を上げる
- 彼女の声は聞いていて気持ちがよい
- 突然の金切り声に我々はぎくりとした
- 大声で笑う
- 彼女には名声を手に入れたいという野望がある
- 銃声が何発か鳴り響くと同時に,建物から人が走っていくのが見えた
- 名声を得る
- 彼女のもの静かな声はかろうじて聞き取れた
- 聴衆は彼女の美しい歌声に魅せられた
- 彼らは王に威圧されて声も出なかった
- どなり声で命令する
- 彼女は美しい声をしている
- 彼の声は笑い声とも泣き声ともつかないものだった
- 彼女は声が大きい
- 砲声のとどろき
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