城山 (伊豆の国市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 城山 (伊豆の国市)の意味・解説 

城山 (伊豆の国市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/09 14:54 UTC 版)

城山
狩野川と城山
標高 342.34[1] m
所在地 静岡県伊豆の国市
位置 北緯35度0分15.6秒 東経138度55分49.6秒 / 北緯35.004333度 東経138.930444度 / 35.004333; 138.930444座標: 北緯35度0分15.6秒 東経138度55分49.6秒 / 北緯35.004333度 東経138.930444度 / 35.004333; 138.930444
山系 静浦山地
種類 火山岩頸[2]
城山 (伊豆の国市) (日本)
城山 (伊豆の国市) (静岡県)
プロジェクト 山
テンプレートを表示

城山(じょうやま)は、静岡県伊豆の国市にある標高342mの山。静浦山地に属する。伊豆半島ジオパークのジオサイト[3]の一つ。

城山は地下にあったマグマが冷え固まり、浸食によって地表に現れることでできる岩頸と呼ばれる地形である[4]。麓には狩野川が流れ、岩肌が現れた特徴的な姿から、周辺地域のシンボル的存在となっている。元来「丈山」と書いた[2]

歴史

南北朝時代1361年畠山国清は弟二人と共に、この城山の金山城、同伊豆の国市と沼津市の境界にある発端丈山の三津城、伊豆市の城山の修善寺城に立て籠もり、鎌倉公方勢と戦い、翌年に降伏した[5][6]

秋の城山

頂上部は見張台として使用されていたと考えられている。その後、戦国時代にも後北条氏が城として使用した。山中には堀切土塁の跡が残るが、これらがどちらの建城時に造られたものか定かではない。頂上付近の登山道に南方向が開けた岩部があるが、これはこれらの時期に人が削って作られた通路であるという。

アウトドア

切り立った岩壁がロッククライミングのスポットになっている。また、狩野川の脇から山頂まで登山道が整備されており、ハイカーの中には城山に登頂し、葛城山を目指し、発端丈山を越え駿河湾に抜ける長距離ルートを歩く者もいる。山頂は狭いが開けており、北から南東方向の眺めがよく、眼下に狩野川、北は富士山から、南の天城山を望むことができる。

城山(中)と葛城山(右)を東から望む。左後方は達磨山
山頂からの眺め。天候が良ければ左に富士山箱根山、右に天城山が見える。

脚注

  1. ^ 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2014年7月13日閲覧。 “基準点コード TR45238470401”
  2. ^ a b 伊豆の低山を歩く ジオてくの楽しみ(2) 城山・葛城山・発端丈山 - 伊豆新聞、2017年4月17日閲覧
  3. ^ 指定地の意
  4. ^ 城山 - 伊豆半島ジオパーク
  5. ^ 出典: 伊豆市観光情報:修善寺城址 - 伊豆市、2017年4月閲覧
  6. ^ 出典: 畠山国清 - コトバンク、2017年4月閲覧

関連項目

外部リンク



このページでは「ウィキペディア」から城山 (伊豆の国市)を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から城山 (伊豆の国市)を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から城山 (伊豆の国市) を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「城山 (伊豆の国市)」の関連用語

城山 (伊豆の国市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



城山 (伊豆の国市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの城山 (伊豆の国市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS