向井原古墳とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 向井原古墳の意味・解説 

向井原古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/15 15:05 UTC 版)

向井原古墳
所在地 香川県仲多度郡多度津町大字奥白方
位置 北緯34度14分47.08秒 東経133度44分1.53秒 / 北緯34.2464111度 東経133.7337583度 / 34.2464111; 133.7337583座標: 北緯34度14分47.08秒 東経133度44分1.53秒 / 北緯34.2464111度 東経133.7337583度 / 34.2464111; 133.7337583
形状 円墳
埋葬施設 横穴式石室2基
出土品 銀環・須恵器
築造時期 6世紀初頭
史跡 多度津町指定史跡「向井原古墳」
特記事項 1墳丘2石室
地図
向井原古墳
テンプレートを表示

向井原古墳(むかいばらこふん)は、香川県仲多度郡多度津町奥白方(おくしらかた)にある古墳。形状は円墳。多度津町指定史跡に指定されている。

概要

須恵器 特殊扁壺
柄杓を象ったものか。東京国立博物館展示。

香川県西部、丸亀平野北西部の弘田川下流域西岸、天霧山北麓に築造された古墳である。1976年昭和51年)に発掘調査が実施されている。

墳形は円形。埋葬施設は横穴式石室2基で、現在は1基のみが遺存する。現存石室は両袖式横穴式石室で、玄室長さ2.4メートル・幅2.2メートル、羨道長さ3.7メートルを測る[1]。玄室の平面形は方形に近く、壁面を持ち送り天井はドーム状を呈する[1]。非現存石室も両袖式横穴式石室で、玄室の平面形はT字形であり、玄室長さ0.85メートル・幅1.45メートルを測った[1]。副葬品としては銀環・須恵器がある[1]。築造時期は古墳時代後期の6世紀初頭ごろと推定される[1]

古墳域は1986年昭和61年)に多度津町指定史跡に指定されている。

遺跡歴

  • 1976年昭和51年)、発掘調査(香川県教育委員会)。
  • 1986年(昭和61年)9月11日、多度津町指定史跡に指定。

文化財

多度津町指定文化財

  • 史跡
    • 向井原古墳 - 1986年(昭和61年)9月11日指定。

関連施設

脚注

参考文献

(記事執筆に使用した文献)

関連文献

(記事執筆に使用していない関連文献)

  • 中村浩「向井原古墳出土須恵器について -香川県中多度郡多度津町所在-」『大谷女子大学紀要』第31巻第1号、大谷女子大学志学会、1996年10月、55-70頁。 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  向井原古墳のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「向井原古墳」の関連用語

1
盛土山古墳 百科事典
8% |||||

向井原古墳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



向井原古墳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの向井原古墳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS