右室終末期容積と駆出率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:31 UTC 版)
「肺動脈カテーテル」の記事における「右室終末期容積と駆出率」の解説
熱線を右心室内に置き、数拍おきに一瞬だけ熱量を加えるとする。この時、希釈された熱量が双曲線を描いて漸減する。この漸減の比を心拍と同期して計算すれば、1回あたりの駆出率(Ejection fraction; EF)が分かる。駆出率は心不全において著明に低下するため特に重要である。 右室1回拍出量を駆出率で割ると、右心室が最も拡張した時の容積すなわち拡張期終末容積(End-diastric volume)が計算できる。正常値は45~50%程度とされている。EFが低下し、かつEDVIが上昇していれば重度の心不全を意味する。
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