台湾鉄路管理局DR1000型気動車 (2代)
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| 台湾鉄路公司DRC1000型気動車 | |
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集集線にて運用されるDRC1000型
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| 基本情報 | |
| 運用者 | 台湾鉄路管理局→台湾鉄路公司(台鉄) |
| 製造所 | 日本車輌製造 |
| 製造年 | 1998年 - 1999年 |
| 製造数 | 36両 |
| 主要諸元 | |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 最高速度 | 110 km/h |
| 全長 | 19,774 mm |
| 全幅 | 2,690 mm |
| 全高 | 3,890 mm |
| 台車 | ND-727 |
| 動力伝達方式 | 液体式 |
| 機関 | 動力NTA855-R1 発電4BT 3.9L GR2 |
| 機関出力 | 350 PS |
| 変速段 | 変速1段・直結1段 |
| 制動装置 | SMEE電磁直通ブレーキ |
| 保安装置 | ATS-SN、ATS-P、ATP |
DRC1000型気動車(ディーアール1000がたきどうしゃ)は、台湾鉄路管理局(現台湾鉄路公司)の支線区用気動車である。
概要
20世紀末に運用されていたDR2100型 - DR2400型は一部は運用開始から60年以上に達し、老朽化が始まっていたうえ冷房も無かった。このため台鉄は新世代気動車の導入による支線区のサービス向上が必要と考え「810購車計画」により日本車輌製造から、DR3100型気動車30両と同じ時期に、36両の冷房付ディーゼルカー(繁体字中国語: 冷氣柴油車)を導入した。
1998年上半期より納車が開始され同年12月2日から運用を開始し、1999年下半期には旧型気動車を全て置き換えて、復興号として集集線、内湾線、平渓線の三大支線で運行を行った。また、その後の2006年11月1日のダイヤ改正時の種別変更により区間車に編入されている。
この車輛に台鉄はDRC1000型と付番し、DRC1001号 - 1036号となったが、その中のDRC1036号は局長専用車に改修され、DSC1001と改番されている。
機器等
全車が両運転台車で、単行から数両連結の運用にまで弾力的に使用されている。動力用エンジンにはカミンズNTA855R1ディーゼルエンジンを1台搭載し、この他電源用エンジンを一台搭載している。客用扉はプラグドアの片開き2扉、車内は転換クロスシートであったが、区間車に格下げの際にロングシートに改装し吊革が追加されている。
関連項目
- 台湾鉄路管理局DR1000型気動車 (2代)のページへのリンク