反対称テンソル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 05:28 UTC 版)
数学および理論物理学において、テンソルが添字の対に関して反対称 (antisymmetric) もしくは歪対称 (skew-symmertic) であるとは、それら添字の入れ替えに関して符号が反転することを言う。また、交代的 (alternating) であるとは、それらを等しいと置いたとき零になることを言う。係数体の標数が 2 でないときこれら二つの概念は一致する(多重線型写像の項も参照)。
- 反対称: T…i…j… = −T…j…i…
- 交代: ik = ij ⇒ T…ik…ij… = 0
もう少し一般に、添字集合の部分集合 J に関して反対称(resp. 交代的)とは、J の任意の二元に関して反対称(resp. 交代的)となるときに言う[1][2]。添字については、一般に共変添字 (covariant) も反変添字 (contravariant) も考えるものとする。例えば最初の三文字に関して反対称なテンソルとは
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