卵ノープリウス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:35 UTC 版)
派生的である十脚目抱卵亜目では、ノープリウスより多くの付属肢を持つ状態の幼生が最初に現れる。それらの群は、より発生が進んだ状態(ゾエア期)に孵化するものと考えられる。つまり、ノープリウス幼生の時期を卵の中で過ごしてしまうのである。そのような群でも、卵内の発生を見れば、必ず二対の触角と大顎の原基だけが見られる時期があり、これを卵ノープリウス (egg nauplius) とよぶ。この卵は直径500μm以上の大型で多量の卵黄を含むため、ノープリウスは卵表面に浮き彫りに姿を現すのみである。
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