協力ゲームの例とは? わかりやすく解説

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協力ゲームの例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/17 02:59 UTC 版)

協力ゲーム」の記事における「協力ゲームの例」の解説

複数企業 A , B , C {\displaystyle A,B,C} の共同事業考えようそれぞれの企業利益を、 v ( { A } ) = 3 , v ( { B } ) = 6 , v ( { C } ) = 5 , v ( { A , B } ) = 10 , v ( { A , C } ) = 10 , v ( { B , C } ) = 12 , v ( { A , B , C } ) = 18 {\displaystyle v(\{A\})=3,v(\{B\})=6,v(\{C\})=5,v(\{A,B\})=10,v(\{A,C\})=10,v(\{B,C\})=12,v(\{A,B,C\})=18} とする。 ここで、例えば v ( { A , B } ) {\displaystyle v(\{A,B\})} とは企業 A, B が協力したときの利益を示す。この例では、「優加法性」が常に成立しているといえる例えば、( v ( { A , B , C } ) = 18 ≧ v ( { A , B } ) + v ( { C } ) = 15 {\displaystyle v(\{A,B,C\})=18\geqq v(\{A,B\})+v(\{C\})=15} である。)優加法的である場合提携したほうが全体利得大きくなる。しかし、個々企業にとって提携するかどうか利得分配によって変わる。 3社が共同したときの企業 A , B , C {\displaystyle A,B,C} の利得それぞれ x A , x B , x C {\displaystyle x_{A},x_{B},x_{C}} とする。 例として、利得x A = 4 , x B = 4 , x C = 10 {\displaystyle x_{A}=4,x_{B}=4,x_{C}=10} の場合考える。この場合x A + x B = 8 < v ( { A , B } ) = 10 {\displaystyle x_{A}+x_{B}=8<v(\{A,B\})=10} となるので、企業 A, B は2社だけで提携し利得 ( x A = 5 , x B = 5 ) {\displaystyle (x_{A}=5,x_{B}=5)} を受け取ったほうが有利である。そのため、この条件では企業 A, B は C を含んだ3社の提携拒否するであろうこのような状態のことを、提携 ( A B ) {\displaystyle (AB)} に関して配分 ( x A = 5 , x B = 5 ) {\displaystyle (x_{A}=5,x_{B}=5)} は配分 ( x A = 4 , x B = 4 , x C = 10 ) {\displaystyle (x_{A}=4,x_{B}=4,x_{C}=10)} を支配するという。 他方配分 ( x A = 5 , x B = 7 , x C = 6 ) {\displaystyle (x_{A}=5,x_{B}=7,x_{C}=6)} の場合いずれの2社の提携によっても、その提携参加したすべての企業利得増加させることができないこのような配分のみがコア属する。

※この「協力ゲームの例」の解説は、「協力ゲーム」の解説の一部です。
「協力ゲームの例」を含む「協力ゲーム」の記事については、「協力ゲーム」の概要を参照ください。

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