十文字中華そば
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/09 09:40 UTC 版)
十文字中華そば(じゅうもんじちゅうかそば)とは、秋田県横手市十文字町を中心とする地域で食されるラーメン(ご当地ラーメン)[1]。
十文字ラーメン(じゅうもんじラーメン)とも呼ばれる[2]。
概要
日本全国的には横手やきそばほどには知られていないが、十文字町で、古くから親しまれている名物ラーメンである[3][4]。
昔ながらのあっさりした味が特徴となっている[3]。カツオ、昆布、煮干しを用いて出汁を取るが、短時間しか煮込まないが、素材を惜しまずに使用するのが特徴となっている[4]。そうやって取った出汁と白醤油を用いたあっさりしたスープに、かん水を抑えた縮れ緬を用いる[4]。
歴史
「元祖十文字中華そば マルタマ」が十文字中華そばの元祖とされる[1]。
第二次世界大戦中に川越倉治(かわごえ くらじ)、川越タマ夫妻が中国人から麺作りの技を習い、独自の和風スープと組み合わせたことがはじまりとされる[2]。
出典
- ^ a b 「横手周辺ご当地グルメ」『まっぷる秋田角館・乳頭温泉郷』昭文社、2025年、92頁。ISBN 978-4398298959。
- ^ a b 『知って極める!ラーメンのすべて日本独自の進化とおいしさを大研究』メイツ出版、2025年、90頁。 ISBN 978-4780429572。
- ^ a b 亀谷哲弘、大河原修一「もう一つの横手名物 十文字中華そば」『秋田あるある』 1巻、TOブックス、2015年、135頁。 ISBN 978-4864723367。
- ^ a b c 「名代十文字中華そば 嶋田屋」『ラーメンマップ埼玉』 11巻、幹書房、2007年、90頁。 ISBN 978-4902615340。
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