加納 啓良とは? わかりやすく解説

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加納啓良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/15 15:21 UTC 版)

加納 啓良(かのう ひろよし、1948年3月22日[1]- )は、日本経済学者。学位は、経済学博士東京大学論文博士・1990年)(学位論文「インドネシア農村経済論」)。東京大学名誉教授。

経歴

東京都北多摩郡(現府中市)生まれ。東京教育大学附属駒場高等学校卒、1970年東京大学経済学部卒業、1971年アジア経済研究所研究員、1984年東京大学東洋文化研究所助教授、91年教授、2012年定年退任、名誉教授。1990年東京大学にて経済学博士の学位を取得[2]。1989年『インドネシア農村経済論』でアジア・太平洋賞特別賞受賞[3]インドネシアを中心に東南アジアの経済・社会を研究。妻は永野善子[4]

著書

  • 『パグララン 東部ジャワ農村の富と貧困』アジア経済研究所 1979
  • 『揺れる多島国家 スハルト体制の15年』教育社 入門新書 時事問題解説 1979
  • 『サワハン 「開発」体制下の中部ジャワ農村』アジア経済研究所 1981
  • 『インドネシア農村経済論』勁草書房 1988
  • 『インドネシア繚乱』文春新書 2001
  • 『インドネシアを齧る 知識の幅をひろげる試み』めこん 2003
  • 『現代インドネシア経済史論 輸出経済と農業問題』東京大学出版会 2004
  • Indonesian Exports, Peasant Agriculture and the World Economy, 1850-2000 : Economic Structures in a Southeast Asian State.NUS Press,c2008.
  • 『東大講義東南アジア近現代史』めこん 2012
  • 『〈図説〉「資源大国」東南アジア 世界経済を支える「光と陰」の歴史』洋泉社 歴史新書y 2014

編著・監修

  • 『中部ジャワ農村の経済変容 チョマル郡の85年』編 東京大学出版会 1994
  • 『岩波講座東南アジア史 第6巻 植民地経済の繁栄と凋落』責任編集 岩波書店 2001
  • 『インドネシア検定 インドネシア検定公式テキスト』監修 めこん 2010

翻訳

  • ヤン・M.プルヴィーア『東南アジア現代史 植民地・戦争・独立』長井信一監訳 白石昌也末広昭、白石愛子、古田元夫木村睦男共訳 東洋経済新報社 1977
  • テー・キアン・ウィー編『インドネシアの経済』村井吉敬・水野広祐共訳 めこん 1984
  • ヘディ・シュリ・アヒムサ・プトラ『ベチャ引き家族の物語 インドネシアの「貧困の文化」』染谷臣道共訳 井村文化事業社 東南アジアブックス インドネシアの社会 1988
  • アン・ダナム『インドネシアの農村工業 ある鍛冶村落の記録』監訳 前山つよし訳 慶應義塾大学出版会 2015

脚注

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 加納啓良『インドネシア農村経済論』(論文)、東京大学〈経済学博士 乙第9585号〉、1990年。doi:10.11501/11440114
  3. ^ 加納啓良教授 略歴・主要著作目録」『東洋文化研究所紀要』第161巻、東京大学東洋文化研究所、2012年3月、 xiii-xxx、 doi:10.15083/00026871ISSN 05638089
  4. ^ 『著作権台帳』の住所が同一

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