制作と製作の違い

実用日本語表現辞典

制作と製作の違い

「制作」は主に、創作活動において作品を生み出すという意味で用いられ、「製作」は、主に工業・商業の産物として物を作るという意味で用いられる。そのため、音楽作品やアニメーション作品は「制作」、家具・家電・衣服などは「製作」の字で表現される場合が多い。

映画やテレビ番組に関しては、「制作」と「製作」のどちらでも表記される場合がある。多くの場合、「コンテンツを生み出す（創作する）」という意味では「制作」の表記を用い、それを「一個の商品として作り上げる」という意味では「製作」の表記を用いる、という塩梅で使い分けられる。

（2021年4月21日更新）