利根川水系の浄水場におけるホルムアルデヒド検出事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:51 UTC 版)
「ホルムアルデヒド」の記事における「利根川水系の浄水場におけるホルムアルデヒド検出事故」の解説
2012年5月、利根川水系の浄水場で、水質基準値1リットルあたり0.08mgを上回る最大0.168mgのホルムアルデヒドが検出される事故が発生した。原因は、埼玉県の化学メーカーが委託した高崎市の産業廃棄物処理業者が利根川に処理水を廃棄した際に、廃液に含まれるヘキサメチレンテトラミン(HMT)が塩素と反応してホルムアルデヒドが生成されたと特定された(ホルムアルデヒドが直接流出したわけではない)。この産廃業者は化学メーカーから廃液65.91トンを受託し、中間処理をほどこしたうえで放流した。このうち廃液にはHMTが国の調査の0.6~4トン、埼玉県・群馬県・高崎市の調査で6トンが流入したと推計された。
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