分散の有無
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 07:01 UTC 版)
波数と角周波数が比例関係にない場合、成分ごとに位相速度が異なるため伝播の際に波形の変化を伴う。その系は分散的もしくは分散系であるという。 一方、波数と角周波数が比例関係 ω = v k {\displaystyle \omega =vk\,} で表されるとき、分散はない。 分散がない任意の波において、波を構成する各成分は e i ( k x − ω t ) = e i k ( x − v t ) {\displaystyle e^{i(kx-\omega t)}=e^{ik(x-vt)}\,} となり、すべての成分が波数に依らず一定速度 v で進むため、それらによって構成される波は波形を変えずに伝播する。
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