内部減衰
固体に外力が加わり変形する際、固体内部の結晶粒子間の粒界面に滑り現象が発生、結晶粒界で摩擦することによってエネルギーが吸収される。これを内部減衰という。内部減衰により、その固体の応力、ひずみ線図はヒステリシスループを描き、そのループの内面積は1サイクル当たりの、熱変換されたエネルギーを表している。ばね系による振動吸収は、ばね材の内部減衰を応用したものである。もし内部減衰現象がなければ、例えば、ばねに力を加えると永久に振動を継続することになる。
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