全日本大学レスリング選手権大会とは? わかりやすく解説

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全日本大学レスリング選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 15:49 UTC 版)

内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権大会(ぜんにほんだいがくれすりんぐせんしゅけんたいかい)は、毎年11月に開催される大学レスリングの全国大会である。通称「内閣」。[要出典]

概要

1975年に第1回が行われた。全日本学生選手権との違いは、男子フリースタイルのみで大学対抗を兼ねており、出場枠が1大学1階級1人までとなっている(グレコローマンは全日本大学グレコローマンスタイル選手権大会として同時期に行われる。女子は同時期に開催される全国社会人オープンレスリング選手権大会への大学生の参加が認められている)。奇数年は西日本、偶数年は東日本で開催される。

世界レスリング連合(UWW)ルールに則る。

各階級のトーナメントで8位以内に入れば大学対抗ポイントが加算され、ポイントが最も多い大学が大学対抗優勝となる。

各階級、3位以上の成績の個人は、同年度内に開催の全日本選手権大会(天皇杯)の出場資格[1]ならびに全日本選抜選手権大会(明治杯)予選会への参加資格[2]が与えられる。

実施階級

~2001年
54kg級・58kg級・63kg級・69kg級・76kg級・85kg級・97kg級・130kg級(8階級)
2002年~2013年
55kg級・60kg級・66kg級・74kg級・84kg級・96kg級・120kg級(7階級)
2014年~2019年
57kg級・61kg級・65kg級・70kg級・74kg級・86kg級・97kg級・125kg級(8階級)

敗者復活戦

各階級のトーナメントで、決勝進出者に直接対決で敗れた選手をブロックごとにプールし、3位から8位までの順位決定トーナメント戦を行う。 各ブロックの本戦1回戦の敗者と本戦2回戦の敗者、続いてその勝者と本戦準々決勝の敗者が対戦するステップラダー方式により、勝者は本戦準決勝の敗者と3位決定戦を行う。勝者は3位、敗者は5位となる。

大学対抗ポイント得点配分

各階級個人戦のトーナメントで8位以内に入れば大学対抗ポイントが加算され、ポイントが最も多い大学が大学対抗優勝となる。

1位 2位 3位 5位 7位 8位
12点 9点 6点 3.5点 2点 1点

開催記録

年度 大学対抗優勝 最優秀選手 開催地・会場 開催月日
1 1975 日本体育大学 東京・早稲田記念館 5月4日~5月5日
2 1976 国士舘大学 大阪・桃山学院大学 11月6日~11月7日
3 1977 日本体育大学 東京・東京都体育館 11月8日~11月9日
4 1978 日本体育大学 兵庫・王子体育館 11月3日~11月4日
5 1979 日本体育大学 東京・東京都体育館 11月17日~11月18日
6 1980 日本体育大学 滋賀・甲賀町民体育館 11月14日~11月15日
7 1981 日本体育大学 東京・東京都体育館 11月22日~11月23日
8 1982 日本体育大学 大阪府立体育会館 11月2日~11月3日
9 1983 国士舘大学 奈良・河合町立体育館 11月3日~11月4日
10 1984 日本大学 東京・駒沢体育館 11月17日~11月18日
11 1985 日本体育大学 山梨・高根町民体育館 11月30日~12月1日
12 1986 日本体育大学 東京・駒沢屋内球技場 11月29日~11月30日
13 1987 日本体育大学 大阪・大阪府立体育会館 11月7日~11月8日
14 1988 日本体育大学 東京・駒沢体育館 12月7日~12月8日
15 1989 日本体育大学 兵庫・兵庫県立総合体育館 11月8日~11月9日
16 1990 日本体育大学 石川・志賀町総合体育館 11月10日~11月11日
17 1991 国士舘大学 山形・山形商高 11月3日~11月4日
18 1992 日本体育大学 東京・夢の島体育館 11月18日~11月19日
19 1993 日本体育大学 愛知・常滑市体育館 11月13日~11月14日
20 1994 日本体育大学 福島・田島中 11月12日~11月13日
21 1995 国士舘大学 大阪・金岡公園体育館 11月16日~

11月17日

22 1996 日本大学 大阪・北千里体育館 11月9日~11月10日
23 1997 日本大学 神奈川・逗子アリーナ 11月7日~11月8日
24 1998 日本大学 栃木・足利市体育館 11月14日~11月15日
25 1999 山梨学院大学 富山・黒部YKK体育館 11月13日~11月14日
26 2000 国士舘大学 宮城・夢メッセみやぎ 11月18日~11月19日
27 2001 山梨学院大学 池松和彦 高知・宿毛高校体育館 11月10日~11月11日
28 2002 山梨学院大学 小幡邦彦英語版 静岡・東伊豆町勤労者体育センター 11月16日~11月17日
29 2003 日本体育大学 兵庫・西宮市鳴尾浜体育館 11月7日~11月8日
30 2004 日本大学 松本真也 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 11月18日~11月19日
31 2005 日本大学 マキシモ・ブランコ 兵庫・猪名川町立文化体育館 11月12日~11月13日
32 2006 拓殖大学 磯川孝生 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 12月21日~12月22日
33 2007 拓殖大学 藤本浩平 岐阜・中津川市東美濃ふれあいセンターアリーナ 11月8日~11月9日
34 2008 日本体育大学 門間順輝 新潟・新潟市白根カルチャーセンター 11月15日~11月16日
35 2009 拓殖大学 高谷惣亮 大阪・堺市金岡公園体育館 11月14日~11月15日
36 2010 拓殖大学 岡本佑一(拓大) 東京・駒沢体育館 11月11日~11月12日
37 2011 拓殖大学 高谷惣亮(拓大) 岐阜・中津川市東美濃ふれあいセンターアリーナ 11月13日~11月14日
38 2012 山梨学院大学 鴨居正和(山梨学院大) 東京・文京スポーツセンター 11月10日~11月11日
39 2013 早稲田大学 保坂健(早大) 大阪・堺市金岡公園体育館 11月9日~11月10日
40 2014 日本大学 山本康稀(日大) 東京・駒沢体育館 11月12日~11月13日
41 2015 山梨学院大学 高橋侑希(山梨学院大) 大阪・堺市金岡公園体育館 11月14日~11月15日
42 2016 山梨学院大学 オレッグ・ボルチン(山梨学院大) 愛媛・宇和島市総合体育館 11月12日~11月13日
43 2017 拓殖大学 藤波勇飛(山梨学院大) 福井・おおい町総合運動公園体育館 11月11日~11月12日
44 2018 日本体育大学 新井陸人(日体大) 大阪・東和薬品RACTABドーム 11月10日~11月11日
44 2019 山梨学院大学 ウレット・アルメンタイ(山梨学院大)[3] 鹿児島・吹上浜公園体育館 11月9日~11月10日
45 2020 日本体育大学 山口海輝 大阪・門真スポーツセンター 11月7日~11月8日
46 2021 日本体育大学 山口海輝 栃木・足利市民体育館 11月13日~11月14日
47 2022 日本体育大学 伊藤飛未来 大阪・堺市金岡公園体育館 11月19日~11月20日
48 2023 日本体育大学 清岡幸大郎 大阪・堺市金岡公園体育館 11月18日~11月19日

4連覇を達成した選手

歴代1年生王者

脚注

関連項目

外部リンク




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