修了後のキャリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 14:58 UTC 版)
「陸曹航空操縦学生」の記事における「修了後のキャリア」の解説
ウィングマークを取得した時点で「飛行幹部候補生」に指定される。他職種の陸曹から幹部候補生になるには自衛隊内部の試験に合格しなければならないが、ウィングマークを取得した陸曹に対しての幹部候補生の内部試験はない。すなわち、ウィングマーク取得者は操縦士として勤務することが前提であり、操縦士は幹部自衛官になることが前提になる。これは海上自衛隊や航空自衛隊の航空学生と同じである。 陸曹航空操縦課程の修了後は、配属部隊で飛行幹部候補生として約2年間の勤務(副操縦士等)を経たのちに、陸上自衛隊幹部候補生学校で約6か月間の「一般幹部候補生課程」の教育を受ける。卒業後は3等陸尉に任官し操縦士として部隊勤務を行う。また3等陸尉任官後も一定期間勤務した後、今度は初級幹部として「幹部初級課程(Basic Officer's Course)」、更に中級幹部として「幹部上級課程(Advance Officer's Course)」のために陸上自衛隊航空学校で教育を受ける。 幹部任官後の人事管理に関しても海自・空自の航空学生とほぼ同様で、操縦任務を主とすることから大半が1等陸尉または3等陸佐で定年を迎える。
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