佐久鯉について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 12:12 UTC 版)
佐久鯉を生産している漁協によれば日本在来種のコイである野コイとドイツ鯉との交配に因って作出された雑種とされている。八ヶ岳、秩父山系等を水源とする河川及び伏流水で養殖されるコイで、専用の養殖池のほか湛水期の水田や農業用の潅漑池が養殖地として利用される。水温が低いため食用に適する 30cm 程度の大きさに育つには当歳魚稚魚から3年から4年程度必要で有るため、泥臭さが少なく身の締まった食味が特徴となる。かつては農家により自家消費のほか出荷用として小規模な養殖が行われていたが、近年の専門業者による養殖では、当歳魚稚魚からの養殖では採算が合わないため水温の高い茨城県や埼玉県の養殖業者から一定の大きさに育ったコイを仕入れ、半年から1年程度を佐久地域の養殖地で飼育したものも出荷されている。
※この「佐久鯉について」の解説は、「佐久鯉」の解説の一部です。
「佐久鯉について」を含む「佐久鯉」の記事については、「佐久鯉」の概要を参照ください。
- 佐久鯉についてのページへのリンク