佐々木大樹 (サッカー選手)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 佐々木大樹 (サッカー選手)の意味・解説 

佐々木大樹 (サッカー選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 02:38 UTC 版)

佐々木 大樹
名前
愛称 ダイジュ
カタカナ ササキ ダイジュ
ラテン文字 SASAKI Daiju
基本情報
国籍 日本
生年月日 (1999-09-17) 1999年9月17日(25歳)
出身地 島根県浜田市[1]
身長 180cm
体重 77kg
選手情報
在籍チーム ヴィッセル神戸
ポジション MF / FW
背番号 13
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2018- ヴィッセル神戸 135 (14)
2018-2019 SEパルメイラスloan 0 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月8日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

佐々木 大樹(ささき だいじゅ、1999年9月17日 - )は、島根県浜田市出身のプロサッカー選手Jリーグヴィッセル神戸所属。ポジションはミッドフィールダーフォワード

略歴

2018年、ヴィッセル神戸U-18からトップチームに昇格[2]。4月4日、ルヴァンカップ第3節の湘南ベルマーレ戦で初先発初得点を決めた[3]。4月11日、第7節の浦和レッズ戦でJ1リーグデビューし、プロ入り初得点を決めた[4]

8月17日、ブラジルのSEパルメイラスに期限付き移籍することが発表されたが[5]、トップでの試合出場は叶わず、2019年8月5日に期限付き移籍満了により神戸に復帰[6]。復帰後は1度もベンチ入りもできずシーズンを終えた。

2020年シーズンは、トルステン・フィンクの元、本職の攻撃的なポジションでの起用ではなく、守備的MFにコンバート起用された[7]。同年12月13日、AFCチャンピオンズリーグ準決勝・蔚山現代FC戦で後半30分にゴールを決めた。しかし、一度は得点が認められたもののVARにより取り消された[8]。結果的にその後逆転されて神戸は敗れた。このVARでファウルと判定された佐々木の得点の前に安井拓也がボールを奪った場面は、韓国メディアも「蔚山は幸運だった」と報じるなど、ファウルを取るのは厳しい判定として日本サッカー協会田嶋幸三会長や初代Jリーグチェアマンの川淵三郎、神戸や日本サッカー協会が抗議を行う考えを明かした[9][10][11]

2021年シーズンは、自身キャリアハイの30試合に出場。また、9月5日に行われたJ1第24節・サンフレッチェ広島戦で挙げた得点は神戸J1リーグ通算1000ゴール目であった[12]。また自身にとってもリーグでは3年ぶりのゴールとなった。

2022年シーズンは、シーズン序盤に負傷で長期離脱したこともあり、6月まで復帰に要したが、復帰直後の天皇杯カターレ富山戦では同点ゴールを決めた。8月のACLラウンド16横浜F・マリノス戦では相手DFのハンドを誘発するシュートを放ち、獲得したPKを自ら決めて一時勝ち越しとなるゴールを挙げた[13]

2023年シーズンは、序盤は途中出場が多かったが、スーパーサブとして結果を残し、5月からはインサイドハーフのポジションでスタメンに定着。シーズン終盤には左右のウイングで起用されることも増え、強靭なフィジカルを活かしたポストプレーや、エアバトルで存在感を発揮した。自己最多となるリーグ戦33試合7得点を記録し、クラブのJ1リーグ初優勝に貢献した。シーズン終了後には自身初のJリーグ優秀選手賞を受賞するなど、大きく飛躍したシーズンとなった。

2024年シーズン、自身初の開幕戦でのゴールを挙げた。前年同様左右のウイングやインサイドハーフでのプレーに加え、FW大迫勇也不在時にはセンターFWでも起用された。優勝した天皇杯では3回戦から準決勝まで4試合連続ゴールをあげ、決勝では相手DFと競り合ったこぼれ球が決勝点につながった。リーグ連覇のかかった最終節でも、左ウイングで出場していたDF広瀬陸斗の負傷で急遽出番がまわってきたが、前半43分のFW武藤嘉紀の得点をアシストするなど、国内2冠獲得に大きく貢献した。

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2018 神戸 38 J1 6 1 4 1 0 0 10 2
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯 オープン杯 期間通算
2018 パルメイラス セリエA 0 0 - 0 0 0 0
2019 0 0 - 0 0 0 0
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2019 神戸 38 J1 0 0 - 0 0 0 0
2020 12 0 0 0 - 12 0
2021 22 30 1 7 0 1 0 38 1
2022 19 0 2 0 4 2 25 2
2023 33 7 4 0 4 1 41 8
2024 35 5 1 0 6 4 42 9
通算 日本 J1 135 14 18 1 15 7 168 22
ブラジル セリエA 0 0 - 0 0 0 0
総通算 135 14 18 1 15 7 168 22

その他の公式戦

  • コパ・サンパウロ・ジュニオール 2019 1試合0得点
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFC ACL
2020 神戸 38 3 0
2022 22 1 1
2024-25 8[注釈 1] 3
通算 AFC 12 4

タイトル

クラブ

ヴィッセル神戸U-18
ヴィッセル神戸

個人

  • Jリーグ優秀選手賞:1回(2023年

代表歴

  • U-18日本代表候補
    • 第23回U18リスボン国際トーナメント(2017年)
    • U19-Four Nations(2017年)

脚注

注釈

  1. ^ 実際には計9試合に出場したが、第2節の山東泰山足球倶楽部戦が無効試合となった

出典

  1. ^ ヴィッセル神戸U-18よりFW佐々木大樹選手トップチーム昇格のお知らせ』(プレスリリース)ヴィッセル神戸、2017年9月3日https://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/13705.html2018年4月12日閲覧 
  2. ^ 神戸、U-18からFW佐々木大樹が来季昇格と発表…今季は2種登録 サッカーキング(2017年9月3日)
  3. ^ 18歳佐々木初ゴール&ウェリの恩返し弾! 若手積極起用の神戸、湘南に3発快勝 ゲキサカ(2018年4月4日)
  4. ^ 岩波“恩返し弾”の浦和、マウリシオV弾で今季初の2連勝!神戸は佐々木のJ1デビュー弾実らず敗戦 ゲキサカ(2018年4月11日)
  5. ^ MF佐々木大樹選手 パルメイラスへ期限付き移籍のお知らせ ヴィッセル神戸(2018年8月17日)
  6. ^ MF佐々木大樹選手 期限付き移籍から復帰のお知らせ ヴィッセル神戸(2019年8月5日)2019年8月7日閲覧。
  7. ^ ブラジル帰り、新たにボランチで頭角 ヴィッセル神戸のMF佐々木” (Japanese). 神戸新聞NEXT (2020年7月29日). 2022年11月10日閲覧。
  8. ^ 「蔚山は幸運、神戸には不運」 韓国メディア、7分間で2度のVARに注目「運命を分けた」 football-zone 2020年12月14日
  9. ^ ACL神戸-蔚山のVAR、日本協会も抗議へ 田嶋会長「判断ミスだと思っている」 デイリー 2020年12月14日
  10. ^ ACL神戸敗戦…VARによる得点取り消しに川淵氏「怒りが収まらない」、審判委員長の回答も明かす ゲキサカ 2020年12月14日
  11. ^ 三木谷会長 VAR判定に抗議文提出の可能性示唆 神戸新聞 2020年12月14日
  12. ^ 神戸FW佐々木大樹「意識していない」クラブJ1通算1000Gも笑顔なし 日刊スポーツ 2021年9月5日
  13. ^ 2022 AFCチャンピオンズリーグ ノックアウトステージ ラウンド16 ヴィッセル神戸vs横浜F・マリノス”. ヴィッセル神戸オフィシャルサイト. 2022年11月10日閲覧。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「佐々木大樹 (サッカー選手)」の関連用語

佐々木大樹 (サッカー選手)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



佐々木大樹 (サッカー選手)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの佐々木大樹 (サッカー選手) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS