佐々木多利爾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/16 00:22 UTC 版)
佐々木 多利爾(ささき たりじ、1946年[1] -)は、日本のグラフィックデザイナー。宮城県玉造郡鳴子町[1](現在の大崎市)生まれ。『月刊コロコロコミック』の表紙装丁の2代目デザイナーとして知られる[1](初代は有賀一宇[2])。
略歴
岩手大学教育学部特設美術科を卒業後、グリーンスタンプと印刷会社での勤務を経てフリーランスとなる[1]。
小学館とのかかわりが長く、『コロコロコミック』の表紙装丁を1986年1月号(No.93)から担当[3]。2020年11月18日には、同一の児童向け雑誌の表紙を最も長く担当したデザイナーとしてギネス世界記録に認定され、認定証を授与された(同年7月15日までの34年213日が「同一雑誌の表紙をデザインした最長期間」とされている)[4]。
以前は『幼稚園』のデザインにも携わっており、『コロコロコミック』の創刊準備室が『幼稚園』編集部の隣にあったことから、『コロコロコミック』との縁が生まれたという[1]。
そのほかにデザインを担当した作品として、『ビックリマン』、『かっとばせ!キヨハラくん』、『ダッシュ!四駆郎』、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』、『つるピカハゲ丸』、『おぼっちゃまくん』、『スーパーマリオくん』(以上、コミックスカバーデザイン)、『小学二年生』、『小学三年生』、『小学四年生』、『小学五年生』、『小学六年生』、『ベビーブック』(以上、表紙デザイン)、『週刊少年サンデー』(ロゴデザイン)などがある[1]。
脚注
- ^ a b c d e f “A5判にワクワクを詰める 『コロコロ』表紙デザイナー・佐々木多利爾氏の広告観”. 宣伝会議 (2022年7月13日). 2025年7月16日閲覧。
- ^ 定本コロコロ爆伝!!1977-2009(2009年、飛鳥新社)より
- ^ “コロコロの表紙を作る男!”. 『熱血!!コロコロ伝説』編集部〔激〕日記. 楽天ブログ (2007年6月27日). 2020年11月18日閲覧。
- ^ “コロコロ表紙デザイナーがギネス認定!34年間「惚れた仕事にず~っと心ときめく!」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年11月18日) 2020年11月18日閲覧。
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