伝説1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 15:15 UTC 版)
呉剛の妻が炎帝の孫伯陵と私通、呉剛は怒って伯陵を殺し、そのため炎帝は怒り、呉剛を月に配流して不死の樹「月桂」を伐採させた。月桂は斧をうちこまれてもすぐに枝葉を茂らせ、長い時間をかけても月桂樹を倒すことができなかった。呉剛の妻は罪悪感をおぼえ、3人の子供をヒキガエル・ウサギ・ヘビの姿に変えて月に赴かせ、父の伐採を手伝わせた。 戦国期から漢代にかけて成立した『山海経』の「海内経」には、呉剛を「呉権」と記して、 炎帝之孫伯陵,伯陵同吳權之妻阿女緣婦,緣婦孕三年,是生鼓、延、殳。始為侯,鼓、延是始為鍾,為樂風。 炎帝には伯陵という孫がある。伯陵は呉権の妻阿女缘と密通し、阿女缘は三年のあいだ妊娠して鼓、延、殳の三人の子を産んだ。殳は「箭靶」を発明し、鼓と延は「鍾(鐘)」を発明し、楽曲と音律を創始した。 という一節がある。
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