伊藤ヒロとは? わかりやすく解説

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伊藤ヒロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 13:55 UTC 版)

伊藤 ヒロ(いとう ひろ、1970年代[1] - )は日本男性脚本家ライトノベル作家。

経歴・人物

当初は会社員であったが、会社に嫌気がさしていた時期にアダルトゲーム制作関係者からの誘いを受けたことからシナリオを書き始め、アダルトゲームのシナリオ、企画等を担当する。後にライトノベル、テレビアニメの脚本にも参加。

脚本家の「伊藤イツキ」を「仕事場シェアリングをしている仲間」[2]としているが、他方で事実上自身の別名義であることを認める発言[3]もしている。 氏賀Y太と交流があり、彼の主催するトークイベントにも参加している[4]

作風

アダルトゲームにおいては「夢幻廻廊」シリーズなどにみられるようなハードな調教シーンやグロテスク描写、人外[5]との性行為シーンなどアブノーマルな描写を含んだものも多いが、他方でSFファンタジー的な要素や、2ちゃんねるやオタクネタを取り込んだコメディ色の強い作品も多数手がける。 ライトノベルでもパロディやコメディ要素を多く打ち出すものの、一方で猟奇的なバイオレンス描写も少なくない。

テレビアニメにおいては現在サブライターとしての参加に留まっていることもあり上記のハードな部分はなりを潜めているが、「聖闘士星矢Ω」でのストーカー的な女性キャラクター[6]の描写等アクの強いエピソードも担当している。

主な参加作品

アダルトゲーム

ライトノベル

一般小説

いずれも「伊藤尋也」名義。

  • 小学生刑事(2020年9月 小学館
  • 孫むすめ捕物帳 かざり飴(2021年10月 小学館文庫
  • 土下座奉行(2023年5月 - 小学館文庫 既刊3巻)

アニメ脚本

その他

  • ラノベの教科書(2012年11月 三才ブックス
    本作は「水島ジュンジ」名義の著作で、それに「伊藤ヒロが監修」という形をとっているが当時出版社との関係上の理由で別名義を使用したことを後に公表している[7]

伊藤イツキ名義

ライトノベル

  • 緋色のルシフェラーゼ

アニメ脚本

出典

脚注

  1. ^ 山中智省『『ドラゴンマガジン』創刊物語 ライトノベル史入門 狼煙を上げた先駆者たち』勉誠出版、2018年1月31日、168頁。ISBN 978-4-585-29149-7 
  2. ^ 「緋色のルシフェラーゼ」 - ワーキングプアというほどワークしてない日記
  3. ^ [1]聖闘士星矢Ωのキャラクター、「双子座のパラドクス」が登場する31話、33話の執筆は「伊藤イツキ」である。なお、アニメ雑誌の予告では「伊藤ヒロ」のクレジットになっていた。
  4. ^ [2][リンク切れ]
  5. ^ プリンセスX~僕の許嫁はモンスターっ娘!?」においては人間様の形ですらない、筒状のロボットとの性行為シーンが存在する。
  6. ^ 31、33話登場の黄金聖闘士「双子座のパラドクス」。旧作メインキャラクターのドラゴン紫龍に一方的に妄執する女性という設定であった
  7. ^ [3][4][リンク切れ]

関連項目

外部リンク




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