代数学における誤謬とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 代数学における誤謬の意味・解説 

代数学における誤謬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 23:41 UTC 版)

誤った数学的推論」の記事における「代数学における誤謬」の解説

代数学、特にゼロ除算による間違った証明数多くある。2 = 1誤った証明として以下のようなものがある。 0ではない a {\displaystyle a} と b {\displaystyle b} が等しいとする。 a = b {\displaystyle a=b} 両辺に a {\displaystyle a} を掛けるa 2 = a b {\displaystyle a^{2}=ab} 両辺から b 2 {\displaystyle b^{2}} を引く。 a 2b 2 = a b − b 2 {\displaystyle a^{2}-b^{2}=ab-b^{2}} 両辺それぞれ因数分解する。 ( a − b ) ( a + b ) = b ( a − b ) {\displaystyle (a-b)(a+b)=b(a-b)} 両辺を ( a − b ) {\displaystyle (a-b)} で割る。 a + b = b {\displaystyle a+b=b} a = b {\displaystyle a=b} であるから b + b = b {\displaystyle b+b=b} よって 2 b = b {\displaystyle 2b=b} 両辺を b {\displaystyle b} で割る。 2 = 1 {\displaystyle 2=1} Q.E.D. 誤謬があったのは5である。4から5に進む際、 ( a − b ) {\displaystyle (a-b)} で割っているが、それは0に等しいので割ることは出来ない

※この「代数学における誤謬」の解説は、「誤った数学的推論」の解説の一部です。
「代数学における誤謬」を含む「誤った数学的推論」の記事については、「誤った数学的推論」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「代数学における誤謬」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「代数学における誤謬」の関連用語

代数学における誤謬のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



代数学における誤謬のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの誤った数学的推論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS