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国司

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 14:33 UTC 版)

国司(こくし、くにのつかさ、くにのみこともち[注釈 1]は、古代から中世の日本で、地方行政単位であるを支配する行政官として朝廷から任命され派遣された官吏たちを指す。


注釈

  1. ^ 「天皇の命令=みことを持つ」の意[1]
  2. ^ 「すさまじきもの」三巻本基準で二十五段、能因本基準で二十二段。
  3. ^ 特に後土御門天皇から後奈良天皇の時代は皇室の経済状態が疲弊甚だしく、こと国司職に関してはほとんど申請のままに任じられた。
  4. ^ したがって、国司廃止後に設置された磐城国岩代国陸前国陸中国陸奥(りくおう)国羽前国羽後国北海道11か国に対応する受領名(「陸前守」「羽後守」など)は成立しない。

出典

  1. ^ 虎尾達哉『古代日本の官僚 天皇に仕えた怠惰な面々』(中公新書、2021年)p.176.
  2. ^ a b 国史大辞典 1985.
  3. ^ 鐘江宏之「八・九世紀の国府構成員」『律令制諸国支配の成立と展開』(吉川弘文館、2023年) ISBN 978-4-642-04672-5 P132-142.
  4. ^ 樋畑雪湖『日本郵便切手史論』、2020年1月31日閲覧。
  5. ^ 統計図書館ミニトピックスNo. 22 第1回国勢調査の記念切手をデザインしたのは? - 国勢調査に係る統計史料を訪ねて【その7】 (PDF) - 統計局、2020年1月31日閲覧。
  6. ^ 鐘江宏之「国司制の成立」『律令制諸国支配の成立と展開』(吉川弘文館、2023年) ISBN 978-4-642-04672-5 P22-23.
  7. ^ 鐘江宏之「国司制の成立」『律令制諸国支配の成立と展開』(吉川弘文館、2023年) ISBN 978-4-642-04672-5 P22-31.
  8. ^ 遠山美都男『天皇と日本の起源「飛鳥の大王」の謎を解く』(講談社現代新書、2003年)pp.121-122.
  9. ^ 馬場基「中央と地方を結ぶ人々の動き」館野和己・出田和久 編『日本古代の交通・流通・情報 1 制度と実態』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-01728-2 pp.87-89
  10. ^ 鈴木景二「国府・郡家をめぐる交通」館野和己・出田和久 編『日本古代の交通・流通・情報 1 制度と実態』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-01728-2 pp.87-89
  11. ^ 和田英松所功 校訂『官職要解』 講談社学術文庫 ISBN 978-4061586215、107-108p
  12. ^ 竹内理三 『日本の歴史6 武士の登場』 中公文庫 ISBN 978-4122044388、246p
  13. ^ 権記』 長徳4年12月14日、26日、29日条
  14. ^ 小右記』 同年2月16日条。なおこの件は実現しなかった。
  15. ^ 沙汰未練書
  16. ^ 日本史史料研究会編『将軍・執権・連署 鎌倉幕府権力を考える』(吉川弘文館、2018年)P133
  17. ^ 今谷明 『戦国大名と天皇』 講談社学術文庫 ISBN 978-4061594715、111-138p
  18. ^ 尾脇秀和『氏名の誕生』(第1章「2 名前としての官名」>「大和守という名前」)
  19. ^ 尾脇秀和『氏名の誕生』(第1章「2名前としての官名」>「官名の選択」、「叙任という手続き」)
  20. ^ 大岡越前守忠相の官職名「越前守」などにみられる「○○守」という名称はどのようにつけられたのか?(2007年) - 江戸東京博物館”. 江戸東京博物館. 2023年6月17日閲覧。
  21. ^ 山本博文『江戸城の宮廷政治 熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状』(講談社学術文庫、2004年)P223
  22. ^ 鐘江宏之「国の設置・併合と格付けの変化」『律令制諸国支配の成立と展開』(吉川弘文館、2023年) ISBN 978-4-642-04672-5 P229-235.
  23. ^ 神戸航介「熟国・亡国概念と摂関期の地方支配」『日本古代財務行政の研究』(吉川弘文館、2022年) ISBN 978-4-642-04669-5 P242-271.(原論文:『日本研究』52号、2016年)


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