人食い犬とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 人食い犬の意味・解説 

人食い犬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 13:35 UTC 版)

人食い犬
ナザレススタジオ・アルバム
リリース
録音 1974年-75年
ジャンル ハードロックヘヴィメタル
時間
レーベル ムーンクレスト・レコード (UK)、A&Mレコード (US)
プロデュース マニー・チャールトン
ナザレス アルバム 年表
競獅子
(1974)
人食い犬
(1975)
グレイテスト・ヒッツ
(1975)
テンプレートを表示
専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
* Allmusic [1]
*Rolling Stone(Not Rated) [2]

人食い犬』 (Hair of the Dog) は、スコットランドのハードロックバンド、ナザレスが1975年にリリースした6枚目のアルバム。アルバムは、イギリスケントのエスケープ・スタジオで収録、ロンドンのAIRスタジオで追加収録・ミキシングが行われた。バンドの代表作であり、最も多い200万枚を売り上げるアルバムとなった[1]

ディープ・パープルロジャー・グローヴァーが3枚のアルバムをプロデュースした後、マニー・チャールトンがその役に就き、続くいくつかのアルバムでもプロデュースを務めた。

これは、『ラザマナズ』の小ヒットを除いて、ナザレスの最初の大ヒットアルバムであり、タイトル曲、「ラヴ・ハーツ」(アメリカ盤に収録)、「ベガーズ・デイ」、「うらぎり」のような代表曲が収録されている。

フロントマンのダン・マッカファーティーによれば、アルバムタイトルは『Son of a Bitch』になる予定だった(「Hair of the dog」のコーラス"now you’re messing with a… a son of a bitch! " から)。 しかし、レコード会社は彼らのプロジェクトに『Son of a Bitch』と名付けるのを許さなかった。そこで『Hair of the Dog』(son of a bitch=犬の子=heir of the dog)が妥協案として選ばれ、彼らのキャリアを決定づける名盤への最後の仕上げとなった[2]。 このアルバムタイトルは「the hair of the dog that bit you」(二日酔いには迎え酒を)を縮めたものだとしばしば誤解されている[注釈 1]

1990年代の中頃に、ボーナストラックを収録したCDリマスター盤がリリースされた。

収録曲

特に記載のないものは、マニー・チャールトン、ダン・マッカファーティー、ピート・アグニュー、ダレル・スウィートによる作曲・作詞。

  1. 人食い犬 (Hair of the Dog) – 4:11
  2. ミス・ミザリー (Miss Misery) – 4:40
  3. ギルティー (Guilty) – 3:38
    作曲・作詞: ランディ・ニューマン
  4. チェンジン・タイムス (Changin' Times) – 6:03
  5. ベガーズ・デイ~荒野のバラ (a: Beggars Day / b: Rose In The Heather) – 6:31
    作詞・作曲: ニルス・ ロフグレン (a)
  6. ウィスキー・ドリンキン・ウーマン (Whiskey Drinkin' Woman) – 5:29
  7. うらぎり (Please Don't Judas Me) – 9:48
  8. ラヴ・ハーツ (Love Hurts) – 3:53
    作曲・作詞: ブライアント夫妻

クレジット

バンドメンバー

追加ミュージシャン

  • マックス・ミドルトン – ピアノ (ギルティー)
  • サイモン・フィリップス – タブラ (うらぎり)
  • ヴィッキー・ブラウン、ライザ・ストライク、バリー・セント・ジョン – コーラス (ギルティー)
  • ヴィッキー・シルバ – コーラス (うらぎり)

出典

  1. ^ 昔、狂犬病の治療法として、自分を噛んだ犬の毛を傷口に貼れば治るという迷信があり、二日酔いを治すには同じ酒を飲めばよいという同様の治療法(迎え酒)のことが、hair of the dogと呼ばれるようになった。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「人食い犬」の関連用語

人食い犬のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



人食い犬のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの人食い犬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS