享保銀(正徳銀)の品位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 04:10 UTC 版)
『旧貨幣表』によれば、規定品位は慶長銀と同位の銀80%(一割二分引ケ)、銅20%である。 享保銀(正徳銀)の規定品位銀 銅 明治時代、造幣局により江戸時代の貨幣の分析が行われた。古賀による享保銀の分析値は以下の通りである。 金0.17% 銀79.65% 雑20.18% 雑分はほとんどが銅であるが、少量の鉛などを含む。尚この雑分中の鉛の含有率は2~3%と慶長銀と比較して高くなっており、南蛮吹による銀銅吹分けに伴いかなりの鉛が残存したものと推定される。
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